過去ログ - 恭子「宮永を監禁してもうた……」
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2015/04/29(水) 21:46:46.45 ID:/6qSRr7s0
 ビニール袋をぶら下げて、恭子は自室の扉を開けた。 
 静かな室内に咲の寝息が聞こえる。 
 恭子は僅かに微笑み、袋を床に置いてベッドへと近づいた。 
  
 恭子「可愛い顔しよって……」 
  
 ベッドに両肘をついて、咲の顔を覗き込む。 
 大きな瞳は閉じられ、あどけない少女の寝顔は 
 今自分の置かれている状況など全く忘れ去っている。 
  
 寝汗をかいている為か、少し長めの前髪が額に張り付いていた。 
 そっと起こさぬように恭子は髪をかきあげてやる。 
  
 恭子「すまへんな。宮永……」 
  
 小さく洩れた言葉。 
  
 恭子「口が自由になったのに、叫ばへんかったんかいな」 
  
 僅かな苦笑が洩れる。 
  
 恭子「間抜けなやっちゃな……」 
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