過去ログ - 恭子「宮永を監禁してもうた……」
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8:名無しNIPPER[saga]
2015/04/16(木) 19:55:58.37 ID:hi99+Ut40
その日の夜。
恭子は眠れないままにベッドの中で瞳を開けたまま天井を見つめていた。

薄暗い部屋の中、視界は冷めるばかり。

恭子「……また、眠れんわ……」

当たり前になりつつある言葉を吐き、
のそりと体を起こした。

恭子「水でも飲んでくるかな」

部屋を後にして深夜の階段を降りかかり
点いている筈のないリビングの電気に気がつき、一瞬足を止めた。

首を傾げ、恭子は再び歩き出す。

半開きだった扉を開けると、母親が何やら忙しく出かける用意をしていた。
時計を見ると深夜3時を回っている。

恭子「何や、こんな時間に」

怪訝な顔で立ち尽くしている娘に気がつき
母親は手を止めてこちらを見た。

母「ああ、起こしてしもうた?ごめんな」

謝りながら再び手を動かしはじめる。
そんな母親を横目で見ながらソファに腰掛けた。

もの言いたげな娘に、母親は手を休めずに口を開く。

母「おばあちゃんがな、倒れたらしいんよ。暫く向こうで看病せんとあかんから、留守番頼まれてくれるか」

母親の顔色は思わしくない。

恭子(心配、なんやろな……、大丈夫なんかな……)

そう思いながら恭子は返事をする。


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