過去ログ - 八幡「メガネにするか、コンタクトにするか」
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51:1[saga]
2015/04/17(金) 13:37:45.75 ID:s/1pW2mHo
そう言うも俺を気遣ってか俺の手を撫で続けてくれる。弱ってると人恋しいのは仕方のないだろ。これで小町ルート開拓出来ないとかマジ人生クソゲー。

「じゃ、落ち着いてきたみたいだから、私の意見を聞いてもらえるかな」

「あぁ、聞かないわけにはいかないだろ」
以下略



52:1[saga]
2015/04/17(金) 13:38:41.74 ID:s/1pW2mHo
翌日。

困ったときに人はどうしたらよいのか。助けを呼べばいい。非常にシンプルな話である。

だから俺は助けを呼ぶ。違うな、助けてもらう。所詮人が一人でできることには限りがある。雪ノ下だって限界はあるのは文化祭でもわかっていたことだ。だから俺は自分の手に負えないと判断し、奉仕部を頼った。それが正しいと思った。
以下略



53:1[saga]
2015/04/17(金) 13:39:48.05 ID:s/1pW2mHo
「そうか、事情は大体わかったよ」

教師の喫煙所に生徒の俺が入っていいのかは疑問が残るが、今は職員室の外にある喫煙所だ。

「俺なりに考えましたよ。分からなければこうして先生にも相談する程度には」
以下略



54:1[saga]
2015/04/17(金) 13:40:21.45 ID:s/1pW2mHo
「まだわからないか。眼鏡はきっかけで問題ではない。シンプルに考えればいいだけだ」

シンプルに考えろ、か。今回のきっかけはメガネ。その結果年下の女子に声をかけられた。

俺はそれに答えようとしたけど、期待に応えられない自分に絶望した。
以下略



55:1[saga]
2015/04/17(金) 13:40:49.09 ID:s/1pW2mHo
今日は由比ヶ浜とまともに顔を合わせていない。休み時間は一人納得行くまで考えたかった。それに俺から話しかけてくるのを待っていてくれたようにも思える。

一人であれだけ悩んだものが悲しくなるほどあっさりと昼休みには瓦解し、理解した。

既に奉仕部には俺を待っている二人がいる。
以下略



56:1[saga]
2015/04/17(金) 13:41:16.31 ID:s/1pW2mHo
「ここまで早く立ち直って来るとはね。全くあなたのメンタルの強さには呆れるわ」

全くだ。全部お前らのおかげだよ。絶対に言わねえけどな。

二人に向き直り改めて依頼内容を言い放った。
以下略



57:1[saga]
2015/04/17(金) 13:41:45.65 ID:s/1pW2mHo
昨日のやり直しをするには色々と準備がいる。まずは計画と認識を合わせからだ。

「一応俺なりに考えてみた。だからあとは実行に移せるようフォローしてほしい」

「依頼の内容を伺うわ」
以下略



58:1[saga]
2015/04/17(金) 13:42:15.19 ID:s/1pW2mHo
「あぁ、俺の聞いた話と告白された内容から一色が知ってる可能性が高い」

すると由比ヶ浜が申し訳なさそうに右手を上げる。

「その、ヒッキーに質問なんだけど」
以下略



59:1[saga]
2015/04/17(金) 13:42:44.08 ID:s/1pW2mHo
「雪ノ下、お前はどうなんだ」

「必要の有無を聞かれたら勿論ノーと答えるのだけれど。やはりあなたに告げられた言葉を私達が簡単に聞いていいものでは無いのは間違いないわ。でも依頼者も我々にお願いする以上ラポールを築く為に情報の共有や確認したいこともあるので無理強いをするつもりは無いのだけれど私達も準備する上で出来れば事前に聞いておく必要はあると思うわ。一色さんが知っているという理由が告白の中にあると言うあなたの発言も気になるから」

人の告白なんて興味があっても聞いちゃいけないのがマナーだよね。コイツら俺のプライバシーに対して遠慮無さ過ぎでしょ。
以下略



60:1[saga]
2015/04/17(金) 13:43:21.82 ID:s/1pW2mHo
「おい、これプライベートだろ。黙秘させろ」

「ここまで聞いたら全部聞かないと納得できないよ!」

「大丈夫よ比企谷君。悪いようにはしないから」
以下略



61:1[saga]
2015/04/17(金) 13:43:58.16 ID:s/1pW2mHo
「でも、ヒッキーの事ちゃんと見てわかってくれてるんだね……。なんか嬉しいような、複雑な気分」

なんか微妙な空気が。ほら、ちょっと女子、もっと盛り上げなさいよ!

雪ノ下も由比ヶ浜も取り扱いが難しすぎて爆弾処理してる気分になってきた。ギャルゲーはデートに誘えば爆弾処理出来たな。
以下略



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