過去ログ - 八幡「メガネにするか、コンタクトにするか」
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2015/04/17(金) 13:47:21.51 ID:s/1pW2mHo
「そこまで聞ければ十分だ。わりぃな邪魔して」
振り返って部屋から出ようとしたが、不意に引っ張られる感覚が。振り向くと一色がジャケットの裾を掴んでいる。
「どうした、なんか用か。俺はこの後やることがあるんだが」
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2015/04/17(金) 13:47:50.06 ID:s/1pW2mHo
「お前は悪くない。それで終わりだ」
「先輩、少しは慰めて下さいよ。私泣いちゃいますよ」
「誰だって失敗するだろ、俺もお前も。彼女が行動したのは彼女自身の事でお前に非はない。結果は本人が受け止めればいい。眼鏡を掛け始めた俺がそもそもの発端だ。お前はキッカケを作っただけで責任を感じる必要はない。それでも自分に折り合いがつかないなら、そんときゃ話くらいは聞いてやるよ」
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2015/04/17(金) 13:48:28.33 ID:s/1pW2mHo
「わかりました、先輩がそう言うなら私の好きなようにします」
そうしてくれ。俺が困りさえしなければそれはお前の自由だ。
「でも、ちょっとかっこつけすぎじゃないですか。葉山先輩でもそんなの言いませんでしたよ」
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2015/04/17(金) 13:48:54.58 ID:s/1pW2mHo
奉仕部に戻ると、生徒会室のやり取りの一部を話す。
雪ノ下は少し無責任な後輩の言動に苛立ちを覚えたようだが、当事者の俺が望まないことがわかると矛を収めてくれた。
「あとは早い方がいいが、いつ話をする機会を作るかだな」
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2015/04/17(金) 13:49:23.50 ID:s/1pW2mHo
「まだ私達の話が終わってないわ」
「悪い、そっちはどうだ」
「わかったことは部活動をしているという事ね」
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2015/04/17(金) 13:49:52.47 ID:s/1pW2mHo
「その子ならテニスコートで、サーブの練習してるよ」
「そうか、すまん」
「八幡」
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2015/04/17(金) 13:50:22.14 ID:s/1pW2mHo
テニスコートには、数人の女子がいた。いわゆるJKってやつだ。
勢いで来た後で大事なことに気付いた。
あの中に入って声をかけるとかどうしたらいいんだ。
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2015/04/17(金) 13:51:03.47 ID:s/1pW2mHo
そういうと戸塚は笑顔で俺の後を押す。
「大丈夫だよ、気になる人から声かけられて嬉しくないわけないよ」
そうだな。俺は戸塚から声をかけられる度に全身で喜びをかみしめているぞ。
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2015/04/17(金) 13:51:43.35 ID:s/1pW2mHo
戦う前から泣きそうになるとは、あの子意外と策士か。
今度はサーブを打ち終わったタイミングで話しかけると、周りをキョロキョロと見回し、俺に気付くと、一瞥し、再びサーブ練習を開始する。
んー、もう嫌われてんのか。そんなに返事ダメだった?確かに対応は正解じゃないかもしれないけど、もう無理?あ、ヤバイ死にたくなってきた。
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2015/04/17(金) 13:52:15.43 ID:s/1pW2mHo
「いや、この前の事なんだけど」
すると、思い出したのか顔が赤くなる。どうしよう可愛い。
「君に言わなきゃいけないことがある。だから聞いてくれ」
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2015/04/17(金) 13:52:44.48 ID:s/1pW2mHo
「急遽時間を作ってくれてありがとう。前回キチンと話ができなかったから、改めて聞いてほしい。もし無理であれば戻ってくれ」
「だ、大丈夫です。一回ダメだったのでこれ以上悪くなることはありませんから」
この子はなぜこんなにも凛として立てるんだろう。
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