20:ザルヴォ
2015/04/17(金) 18:42:55.56 ID:i66LtyLt0
長門「しかしもはや1度や2度の勝利程度では補えない所まで支持率は下がっている」
長門「海軍を解体して深海棲艦との和平を要求する集団までいるありさまだ」
吹雪「そんな事一言も…」
21:ザルヴォ
2015/04/17(金) 18:49:14.09 ID:i66LtyLt0
長門「しかしすぐに深海棲艦を撃破できるわけもない」
長門「そこで考えられたのがこの戦争に物語を創ることだ」
長門「一人の艦娘に焦点をあて、その苦悩、悲しみ、成長を記録する」
22:ザルヴォ
2015/04/17(金) 18:54:55.65 ID:i66LtyLt0
長門「そう、すべてはこの主人公のために仕組まれたのだ」
長門「時に吹雪、お前はどんな理由でこの鎮守府に呼ばれたのだ?」
吹雪「え?それは…司令官が夢で私の事を見たから…」
23:ザルヴォ
2015/04/17(金) 19:01:42.19 ID:i66LtyLt0
長門「まともに航行すらできない駆逐艦が一つの部隊を指揮するまでに成長
する。いかにも民衆が喜びそうな物語じゃないか?」
吹雪「そ、そんなことって…」
24:ザルヴォ
2015/04/17(金) 19:04:27.05 ID:i66LtyLt0
吹雪「私は…」
長門「…ここまでにしておくか?」
吹雪「!いえ、最後まで聞きます」
25:ザルヴォ
2015/04/17(金) 19:09:51.84 ID:i66LtyLt0
長門「実戦経験に乏しいお前を起用した理由は今言った通りだが、あの時もう一つ大きな経験をしているな?」
吹雪「もう一つ?あの時は睦月ちゃんを慰めて…まさか」
長門「そう」
26:ザルヴォ
2015/04/17(金) 19:12:05.59 ID:i66LtyLt0
吹雪「そんな…そんなことって…」
長門「艦娘の艤装は本体へのダメージを肩代わりする機能がある」
長門「本来であれば、無茶な進撃をしないかぎりまず轟沈する事は無い」
27:ザルヴォ
2015/04/17(金) 19:15:52.66 ID:i66LtyLt0
長門「艤装の整備は通常本人が行う。そして旗艦が最終確認を行ってから出撃する」
長門「夕張が謹慎処分を受けたのも最終確認を怠ったとされたからだ」
長門「しかし後に調べた結果、出撃前に艤装が外部の機関によって点検されていた事が発覚した」
28:ザルヴォ
2015/04/17(金) 19:18:13.66 ID:i66LtyLt0
長門「悲しむ親友を慰める麗しき愛」
長門「そんなシーンが欲しかったのだろうな」
吹雪「長門秘書官と…司令官は…知ってたんですか!知ってて如月ちゃんを出撃させたんですか!?」
29:ザルヴォ
2015/04/17(金) 19:20:07.67 ID:i66LtyLt0
長門「司令部より吹雪を主人公とする物語の作成を命令されたが、あくまでそれは可能な限り艦隊運用に支障がでない範囲でだ」
長門「資源の浪費、ましてや艦娘の轟沈ありきの物語など論外だ!」
吹雪「…信じます。長門秘書官も司令官もそんなことをするとは思えません」
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