過去ログ - 【艦これ】赤城「……さて、と」提督「昔話を、しようか」
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462: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2015/05/21(木) 20:28:36.86 ID:lGiG5nwK0
その音が無線を通して聞こえたのか、提督が鳳翔に状況を確認した。

提督『鳳翔、状態はどうなっている』

鳳翔「……撃墜4、被撃墜8、です。……敵航空優勢」

提督『了解した。なんとか持ち堪えてくれ』

鳳翔「……はいっ……!」

……提督はこうなるのがわかっていて、足柄に水偵を上げさせなかったのだろうか。
水偵を上げている状態で鳳翔が劣勢になれば、敵は必ず水偵を落としにかかるだろうから。
鳳翔は、悔しさにうち震える。

だが、提督はそれを察したのか、言った。

提督『鳳翔、冷静な戦力の分析は勝つ為に一番必要な事だ。……信頼する事と、無責任に任せる事は違う。
そうだな?』

鳳翔「……はい」

自分は翔鶴より弱い。
そう言っている、一見冷たい言葉だが。
同時に、鳳翔を信頼しているとも言っていて。
ヒートアップしていた鳳翔は、一気に冷静になった。

自分が翔鶴に劣る事は、自分が一番よくわかっている。
ならば、今は最善を尽くすのみ。
ふぅ、と軽く呼吸を整え、気持ちを切り替える。

提督『他三名は引き続き周囲の島の上に目を光らせろ!敵の航空優勢だ、低空侵入で仕掛けて来るぞ……対空砲火用意』

気分転換のお陰か、鳳翔の艦載機は4機が翔鶴隊からなんとか逃れ続けている。

しかし、味方の戦闘機が居ては、流れ弾を恐れて対空砲による支援も難しい。
この対空砲は、敵攻撃隊本隊の迎撃用だ。

足柄「了解」

榛名「了解」

雷「了解」

足柄達は、味方が撃破されているのを知りながら、それに目を向ける事すら出来なかった。



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