過去ログ - 真姫「西木野☆星空シアター!3本目!」凛「まだまだ終わらない!!」
1- 20
872:Muse ◆Qe7X7xrNvI[sage saga]
2015/06/16(火) 01:53:08.85 ID:0TXWjZ/Ko
希(6月も半ば、曇り空の音都)

希(うちらはいつものように、3人でとりとめのない会話を続けていた)

希(まだ仮面アイドルとしての力を捨てるわけにはいかないけど、でも以前よりかは街の音色は平和で)

希(時々飛び込んでくるお騒がせな依頼を、主に凛ちゃんに任せながら、のんのんと暮らしていた)

希(だから、この時はまだ誰も予想だにしていなかった)

希(このすぐ後に、あんな…身の毛もよだつような、残酷な事件へと巻き込まることに、なるなんて)



真姫「…はむはむ。んふー、やっぱりドーナツはプレーンシュガーが一番ね…」

凛「もー!そんなに甘いものばっか食べてたら太っちゃうよ!?アイドルは体調管理も大切!」

真姫「ちゃんと運動するからいいの」

凛「最近ずっとぐってりしてるじゃん!?あんじゅちゃんみたいなトップアイドルになるんじゃなかったの!」

真姫「うぅ…凛がうるさいにゃ…」

凛「だ、ダメだ…。腑抜けきってるにゃ…。の、希ちゃんもなんとか言って…」

希「…ふふふ」

凛「…希ちゃん?」

希「ふふっ…えりち…」

凛「おーい、希ちゃーん!」

希「…っは!な、なんか言った?」

凛「さっきからプレゼント眺めて…そんなに嬉しい?」

希「んふ、まぁね…。大切な人からのプレゼントってのは、嬉しいものやよ…」

真姫「むっ…」

希「…と、特に、滅多に会えない人、とかはね」

希「凛ちゃんもそうやない?おやっさんから誕生日にプレゼントもらってたりなんかして」

凛「お父さんから?うーん、そうだなぁ…」

凛「確かにお父さん、家には滅多に帰ってこなかったけど…凛の誕生日には必ず帰ってきてくれてたなぁ」

凛「それでね、凛の欲しかったものをくれるんだけど…それともう一つ、依頼人から貰ったものとかを凛にくれたりしたんだ」

凛「俺が持ってても仕方ないからー、ってかんじで。なんだか価値があるんだかないんだかよくわからないものも多かったけど…」

凛「でも、そんなものでもお父さんから貰ったものって思ったら、大事にしてたなぁ…」

希「ね?そういうことやん!これを眺めて今はいないえりちのことを想ってるんよ」

真姫「…まぁいいわよ。それより凛、よくわからない物って例えばどんなものなの?」

凛「ん?うーん、そうだね…。たまに髪の伸びる市松人形だったり、ドクロマークのネックレスだったり…怖いものもあったにゃ」

凛「あ!それでね、一番気に入ってたのが…虹色?っていうのかな…もしくは玉虫色に光る…なんだったんだろ。あれもアクセサリーなのかな…」

凛「それを小さい頃にもらって、とっても綺麗だったからすんごく大事にしてた記憶があるにゃ!でも…」

希「でも?」

凛「それが…知らないうちにどこかに行っちゃったの。ずっと大事にしてたはずなのに、家中探しても見つからなくて…」

凛「お父さんからもらった大切なものなくしちゃったって、泣き叫んだ記憶があるなぁ…あはは」

真姫「へぇ…凛にも可愛らしい時代があったのね」

凛「それじゃあ今が可愛くないみたいじゃないか」

希「凛ちゃんはずっと可愛いよ」

ことり「うん、凛ちゃんは可愛いよ」

凛「えへへー、そうだよねー…って、うわぁっ!!?ことりちゃん!?」

ことり「こんにちはー」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
974Res/879.07 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice