過去ログ - 女「記憶喪失が男子禁制の村で繰り返す死のループを安価で脱したい」
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28: ◆WbTFDebKjg[saga]
2015/04/26(日) 20:03:33.34 ID:PAA6lMAPO

女「よい……しょっ、と」

 埃臭くて敵わない。
 床下の倉庫という、限られた空間には保存食が綺麗に並べられている。
 埃は仕方ないが、その分低温に保たれているので越冬に向けて様々な壺が静置してあった。

八重歯「どうだー捗ってるか?」

女「ああ、そろそろ終わるよ」

 まだ夏も半ばなのに保存食の用意とは……痛んだりしないのだろうか。

女「ん?」

ピラ

女「……これは、手紙…か?」

女「八重歯〜なんか手紙見つけたぞー」

八重歯「ん? 手紙?? 床下からか?」

八重歯「なんだろう……姉さ…コホン。アノ人の手紙かな」

八重歯「……」
八重歯「っ!」

女「八重歯?」

八重歯「女……これ、中身見たのか?」

女「チラッと……というか、ほとんど何も見ていないけど」

八重歯「そうか……」

女「何が書いてあったんだ?」

八重歯「ああ…………ラブレターだよ」

女「ラブレター? 誰の??」

八重歯「いいだろう誰のだって」

女「もしかして八重歯のとか?」ニィ

八重歯「うっさいなもうどっか行けっ!」

女「ごめんごめん、そう怒るなよ」ハハ


女「……」

女『”白髪”…………誰だろうな、一体』フム


 それは……優秀な先輩であり、優秀な主人公でもあった…ある人物が遺した未来へ繋ぐ手紙であった。


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