過去ログ - やはりわたしの青春ラブコメはまちがっている。
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15: ◆hFO8AUe7/Y[saga]
2015/04/23(木) 19:08:38.67 ID:+4eN97YB0

 苦々しい表情を浮かべたまま、ぽつぽつとつぶやく。
 一つ一つ噛み締めるように、自分を納得させるように。

「でも、それが正しかったのかも分からない、と」
「……そうだな」
「はぁ……。先輩、恋愛に正しい結論なんてありませんよ」

 そんなものはない。
 けど、まあ、わたしの台詞は当然、先輩の決意を全否定するものになるわけで……先輩は少し苛立った声音を出す。

「それじゃ、どうすりゃよかったんだよ……付き合うのはどう考えたって違うだろ」
「なんでそう言い切れるんですか?」

 おかしな話だ。
 分からない、分からないという割りに、正しいことは分からないはずなのに、これは違うと決めつける。
 正しいか分からないなら、違うかも分からない。

「そりゃあ……俺が由比ヶ浜にそういう感情を持ってないから、だろ」

 さも当然のように言い切る。
 それだけはしっかりと分かってるとでも言わんばかりに。
 わたしはそれが明確な理由にはなり得ないと思う。

「んー……でも、それってそのとき持ってなきゃいけないものじゃないじゃないですか? だって、よく言うじゃないですか。付き合ってから好きになることだってある、とか」

 なんだかんだ言っても、やっぱり先輩を否定するのは心が傷む。
 一言、口にするたびにぎゅっと心臓を掴まれたような嫌な圧力がかかる。
 それでも言わなければいけない。



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