過去ログ - やはりわたしの青春ラブコメはまちがっている。
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20: ◆hFO8AUe7/Y[saga]
2015/04/23(木) 19:11:56.32 ID:+4eN97YB0
 そんなわたしのことを見ていたようで、なにか幼い子でも見るような温かい眼差しを向けられた。

「……忙しいやつだな」

 先輩のせいですよ、なんてことは言えなくもなかったけど、どこか気恥ずかしかったので頬を膨らめて睨みつける。
 しかし先輩は意に返した様も見せず歩き出した。

「あ、待ってくださいよー」

 慌てて駆け寄ると先輩の歩調が緩くなったのが分かり、笑みが溢れるのと同時にまた身体の芯が温かくなった。

 寒空は容赦なくわたしの身体を責め立てるけど、先輩と一緒ならなんとかなりそうだ。
 そんなことを思うくせに、先輩と雪ノ下先輩をくっつけようと画策する自分に自嘲じみた笑みが出る。
 それでも、結末がどうあれ、この無愛想な先輩には幸せになって欲しいと願った。

  ****

「あ、お兄ちゃーん!」

 のんびり二人で歩いていると、横からそんな声が飛んできた。
 ふと顔を向ければ、セーラー服に身を包んだ女の子がぱたぱたと駆け寄ってくる。
 ぴょこんと跳ねる毛がどこかの先輩との血縁関係を匂わせた。

「おぉ、小町。今帰りか?」
「うん、そだよ! まさかお兄ちゃんに会えるなんてねー、今日はついてるかも。あ、今の小町的にポイント高いっ!」

 わたしたちの目の前まで辿り着くと、にかっと八重歯を見せて笑う。
 かわいい……目腐ってないし。
 ていうか、なにそのポイント制度。
 超あざとい。

「ん? んん? おおーっ!?」



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