過去ログ - やはりわたしの青春ラブコメはまちがっている。
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29: ◆hFO8AUe7/Y[saga]
2015/04/23(木) 19:18:23.48 ID:+4eN97YB0
「おい待て、なんで俺が貶されてんだよ。っつーか死なねぇよ、まだ当分生かしといてくれよ」

 えー、俺なんかしたー?
 と、不満たらたらな表情を向けてくる先輩ににっこりと微笑む。

「じゃあ明日ちょうど土曜日ですし、また十時に千葉駅に集合ってことでよろしくです!」

 きゃぴるんっとこれまた普段通りに笑みを向けると、先輩は待て待てと矢継ぎ早に言葉を並べた。

「いや、ほら、明日はちょっと。アレだからアレ。うん、アレがアレでアレになっちゃったから、な? ていうかなんで既に俺が承諾した体で話進めてんの? いや、進めるどころか終わっちゃってるしよ」

 なんで?
 なんでなの?
 そんな感じで必死に弁明してくる先輩を遮り、人差し指を顎にあて、くりっと小首を傾げる。

「んー……まあ、先輩がどれだけ休みの日に動きたくないのかは充分に伝わりました。はぁ、しょうがないですねー。じゃあ、ダメですっ」
「いや、なんでだよ……」

 言って、呆れ顔で姿勢をだらんとだらけさせる。

「え、だって、先輩明日暇じゃないですかー?」

 そう返すと、先輩はぐぬぬと食い下がる。

「いや、だから、アレなんだって」
「あははっ。いや、もうそれいいですって、ほんと。先輩がアレって言うときは絶対なにもないですから」

 しらーっとした視線で刺すように見つめると、ようやくにして諦めたらしい。



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