過去ログ - 女提督「甘えてもいいんだよ?」
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917: ◆CaWSl75vrE[saga]
2015/10/17(土) 18:47:23.84 ID:rjh83Ipf0
雪菜「そだね、まずは生い立ちから話さなきゃね」

加賀「産まれた時から一緒と言っていたけれど…」

雪菜「ああ、あれはウソ。同じ病院で産まれたのは確かだけど、実際のところはあたしの一日遅れで風花が産まれたんだよね」
以下略



918: ◆CaWSl75vrE[saga]
2015/10/17(土) 19:03:47.68 ID:rjh83Ipf0
雪菜「ん?もしかして嫉妬しちゃった?」

加賀「いえ…そうでもないわ、今はこの子がいるから」

雪菜「へ?この子がいるって?風花のこと?」
以下略



919: ◆CaWSl75vrE[saga]
2015/10/17(土) 19:14:48.30 ID:rjh83Ipf0
雪菜「それはまた後で話すから、続きをしていい?」

加賀「まあ、そういうことなら…」

雪菜「どこまで話したっけ…インパクトが強すぎて記憶が吹っ飛んだ」
以下略



920: ◆CaWSl75vrE[saga]
2015/10/17(土) 19:35:09.89 ID:rjh83Ipf0
雪菜「うん…その時はまだ、ね…」

加賀「…?」

雪菜「…この子が八歳ぐらいの頃、だったかな。私達が住んでた街に、大きな木がある公園があったの」
以下略



921: ◆CaWSl75vrE[saga]
2015/10/17(土) 19:44:51.94 ID:rjh83Ipf0
雪菜「まあ、特に後遺症もなく無事に退院出来たんだけど………問題はその後でさ…」

加賀「なにかあったの?」

雪菜「……風花の両親がさ。そのことで喧嘩しちゃったんだよね」
以下略



922: ◆CaWSl75vrE[saga]
2015/10/18(日) 00:54:57.58 ID:wlrre5LA0
雪菜「妹達がいなくなってからは、ほんとにもぬけの殻みたいだったよ。あたしが部屋に行っても反応すらしなかったし、揺すぶってもどこを見てるか分からないような目だった」

加賀「…………」

雪菜「言葉が出ない?」
以下略



923: ◆CaWSl75vrE[saga]
2015/10/18(日) 23:45:39.20 ID:wlrre5LA0
雪菜「風花は殴られたりしなかったみたいだけど、いつも風花のお母さんは暴力を振るわれてたんだって。仕事の帰りが遅かったり、疲れで料理を焦がしたりしただけで…殴られてたって…」

加賀「…それを、見てたの?」

雪菜「うん、長い間。それで決定的だったのが、ある事件なんだ」
以下略



924:名無しNIPPER[sage]
2015/10/19(月) 00:16:08.71 ID:whCnAl6No
oh...


925: ◆CaWSl75vrE[saga]
2015/10/19(月) 22:45:06.18 ID:cQ4vgm450
雪菜「タガが外れたって言うのかな、それまでずっと溜め込んできたものが爆発したみたいで…すぐ近くに置いてあったケーキナイフで腹を刺したの」

加賀「……まだ、小さいのに…」

雪菜「何度も何度も『返してよ!私の世界を返してよ!!』って叫んでたって。この子にしてみれば、自分の世界は大切な家族達がいるものだったんだろうね」
以下略



926: ◆CaWSl75vrE[saga]
2015/10/19(月) 23:09:13.32 ID:cQ4vgm450
雪菜「風花はそのことに負い目を感じてて、お母さんに話しかけようとしなかったんだ」

加賀「お母様の方は?この子に何かしてあげなかったの?」

雪菜「心労もあったんだろうけど…あとで話された時には、どう接してあげればいいのか分からなくなった。母親失格だって、泣きながら言ってたよ」
以下略



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