過去ログ - 春香「トップアイドルってなんですか?」P「それはとっても凄いアイドルのことさ」
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1:名無しNIPPER[saga]
2015/04/25(土) 13:02:10.33 ID:kTqB5AZjO
のび太「ドラえも〜〜〜〜〜ん」

ドラえもん「どうしたんだいのび太くん」





のび太「緊急事態だよ!」

ドラえもん「君が言っても全く慌てる気にならないのが残念だ」

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2:名無しNIPPER[saga]
2015/04/25(土) 13:04:40.81 ID:kTqB5AZjO





以下略



3:名無しNIPPER
2015/04/25(土) 13:12:38.63 ID:kTqB5AZjO
ココアを啜りながら見るテレビには、日常でよく目にするものが映っていました。

こういう類のものは興味もなくあまり関わることもないけれど、一般的に知られているものなら私も知っています。

画面に映る青い物体と黄色い人間は、とてもびっくりした顔で外を凝視しているのでした。


4:名無しNIPPER
2015/04/25(土) 13:20:37.37 ID:kTqB5AZjO
「なんだあれは!」

と、青い物体は状況を確認しようと頭を悩ませ、それとは対照に黄色い人間はワクワクしたような顔で外を見つめています。

その先にあるのは一体なんなのだろう
以下略



5:名無しNIPPER
2015/04/25(土) 13:27:29.65 ID:kTqB5AZjO

小鳥の鳴き声と共に目が覚めた私は、今が朝であることを知ります。

髪を解いて整えて、ご飯を食べて歯を磨いて、事務所に向かおうと家を出ました。

以下略



6:名無しNIPPER
2015/04/25(土) 13:41:19.19 ID:kTqB5AZjO
事務所までは2時間も掛かり周りからは大変だねぇと言われることもあるけれど、不思議と私は事務所まで通うのを快く思っています。

本当にアイドル活動をしてるんだ!

時間が掛かることに、そんな満足感を持っているのかもしれません。
以下略



7:名無しNIPPER
2015/04/25(土) 13:46:35.06 ID:kTqB5AZjO
「千早ちゃん、おはよう」

呼びかけると、ソファに座ってイヤホンを耳に付けていた千早ちゃんは、振り向いてくれました。

「おはよう、春香」
以下略



8:名無しNIPPER
2015/04/25(土) 13:54:30.71 ID:kTqB5AZjO
「遠いのにいつも早いわね、関心するわ」

「そんなことないよ」

いいえ、と、千早ちゃんは首を振って私に微笑みます。
以下略



9:名無しNIPPER
2015/04/25(土) 14:01:44.67 ID:kTqB5AZjO
亜美と真美が飼い主に群がる子犬のように私に飛びついてきます。

こーらこら、事務所で走らない

そう言うのも無意味に思い私はそれらを優しく迎えます。
以下略



10:名無しNIPPER
2015/04/25(土) 14:06:55.36 ID:kTqB5AZjO
昼になる頃には全員が集まって、今日の活動についての説明がプロデューサーさんからされます。



は?
以下略



11:名無しNIPPER
2015/04/25(土) 14:13:28.77 ID:kTqB5AZjO
夕方に活動が終わり、見に来た人達の満足した顔を見た後に私は、今日1日やるべきことを達成した満足感に包まれて事務所に戻りました。

戻る途中、「次の大事な活動はなんですか?」と、プロデューサーさんに聞くと、プロデューサーはこう答えました。

「1カ月後にあるライブかな」
以下略



12:名無しNIPPER
2015/04/25(土) 14:20:38.70 ID:kTqB5AZjO
「ねぇねぇ千早ちゃん」

私は1カ月後のライブについて千早ちゃんに聞こうと、イヤホンを付けている千早ちゃんに呼びかけました。

相変わらず音楽熱心な千早ちゃんは、私の納得する回答をしてくれます。
以下略



13:名無しNIPPER
2015/04/25(土) 14:23:19.63 ID:kTqB5AZjO
それからは特訓が始まりました。

周りの人は頑張るねぇと言うけれど、
私にはライブをやるんだったらこれくらいやらないとダメでしょうと思えてしまいます。

以下略



14:名無しNIPPER
2015/04/25(土) 14:25:33.65 ID:kTqB5AZjO


「千早ちゃん、練習の成果はどうだった?」

すると、千早ちゃんはこう答えました。
以下略



15:名無しNIPPER
2015/04/25(土) 14:34:27.08 ID:kTqB5AZjO
私は満足してライブに臨みました。

駆け付けた人たちは皆満足して帰り、私はまた一つ目標を達成した満足感に包まれ、ライブ会場を後にします。

そして事務所に戻る途中、私はまたプロデューサーさんに聞きました。
以下略



16:名無しNIPPER
2015/04/25(土) 14:37:17.44 ID:kTqB5AZjO
次のミニライブまでのスケジュールを考えるより、今のスケジュールをこなした方が圧倒的にいい結果が生まれるのです。

次のミニライブは、あまり大きなイベントではありませんでした。

私が目指すのはトップアイドルであり、物足りなく感じた私はさらなる高みを目指して、日々のスケジュールの見直しを始めました。


17:名無しNIPPER
2015/04/25(土) 14:39:43.29 ID:kTqB5AZjO
事務所に着いても何も思い浮かばなかった私は、千早ちゃんに意見を聞いてみました。


「千早ちゃんは、何かするの?」

以下略



18:名無しNIPPER
2015/04/25(土) 14:44:16.19 ID:kTqB5AZjO
なるほどねぇ

私も千早ちゃんと同じことに取り組んでみようと思いました。

そうすれば、もっと高みを目指せる!
以下略



19:名無しNIPPER
2015/04/25(土) 14:46:59.01 ID:kTqB5AZjO
今までトップアイドルというものは、遠く遠く、手の届かない所にありました。

それがいつの間にか、どうすればトップアイドルになれるのかが分かってしまっていたんです。

それを知った時、私はトップアイドルというものがとても小さなものに見えてしまいました。


20:名無しNIPPER
2015/04/25(土) 14:52:47.95 ID:kTqB5AZjO
「はるるん…」

「え?」

振り返ると、亜美がにやにやと笑っていました。
以下略



21:名無しNIPPER
2015/04/25(土) 14:58:33.44 ID:kTqB5AZjO
帰る際、ひとことプロデューサーさんに聞きました。

「トップアイドルってなんですか?」

「え?」
以下略



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