174:名無しNIPPER[saga]
2015/05/02(土) 20:25:15.66 ID:WcESgpOX0
金田一「翔平さんはあんたのそんな姿を見たくなかったはずだ!」
金田一「翔平さんの愛した地を血で汚しちまって、本当にそれで、良かったのかよ!!」
金田一「翔平さんはロンドンってトコを愛したアンタの事が好きだったんだよ!!」
沢木「………」
沢木「ふぅー。」
沢木「――すまなかったな・・・お前ら…翔平……」
沢木「美雪ちゃん。」
美雪「……」
沢木「短い間ではあったけど、楽しかったよ。」
美雪「・・・・・・私もです。沢木さん。」
沢木「じゃあな。ケビン。」
ケビン「おじさん……父さんは、僕は、切り裂きジャックなんかじゃ、無かったんですよね?」
沢木「……ああ。」
沢木「お前の父さんは切り裂きジャックなんかじゃないし、お前も切り裂きジャックなんかじゃないよ。
沢木「僕が、切り裂きジャックさ。」
ゴォーン
ゴォーン
金田一「鐘の音……(日も暮れるってのになんで今頃・・・)」
沢木「・・・・どうやら、調整間違えちまったらしいな〜。」
金田一「(本当に、そうなのだろうか・・・?あの鐘の音は、もしかして・・・・・)」
――こうして、美しきロンドンの街で起きた都市伝説のように奇怪で残虐な事件は、
優しき鐘の音で彩られる夕焼けの中、ひっそりと幕を下ろした。
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