13:下品 ◆ll6J2md5hg[saga sage]
2015/04/25(土) 22:31:52.94 ID:sxr2cup/0
店主「おまち」
そうこう胸の内を明かしていく内に料理が完成したようだ
待っていました
赤城は今日一番に感情的になった
冷静な部類の人種だと自分でも自負しているが
このときだけは他のことなど考えれない
食べたい時に、美味しいものを食べる
これが自分に与えられた最高の贅沢なのだと感じている
豪快に、かつ繊細に施された調理という名の着付けに
食材たちは一夜限りの舞踏会に足を踏み入れる
幾千の舞はどのような曲によって彩られるのであろうか
どのような形でその心を表現するのであろうか
どんな形で、魅了してくれるのであろうか
料理がカウンターに置かれるまでの間が果てしない
遊園地の開園を待つ少女のような気持であった
そこには冷戦沈着な赤城の姿などどこにもない
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