過去ログ - 【安価】京太郎「俺、勇者になります」灼「あの日交わした約束を」【生転換&新ジャンル】
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515: ◆3tY9LUZmV5E6[saga]
2015/09/06(日) 13:37:54.63 ID:NxsD3IbtO
東横桃子の姿が空気と同化して行くかのように薄くなり、色が、形が、姿が、無へと落ちて行く。


桃子「最後……だから……」

桃子「言って……おきたくて……」ツー




桃子「時によっては気付いてくれる人も居たんすよ……きょーさんの周りの人は特に」

桃子「……でも」




淡「京太郎は一人で何やってるの?」

灼「分からない……」



京太郎「な……なんでだよ……どうして!モモの姿が見えなくなって行くんだよ!!」

桃子「分からないっす……」

桃子「私は何も悪い事をしていないのに……どうしてっすかね?」

京太郎「モモ……!モモ!」

桃子「嫌っす……消えたくないっすよ……!」

桃子「私はここに変わらず居るのに!!誰からも……!」

桃子「皆も先輩も私を……忘れてっ……!」ポロポロ

京太郎「っ!」

―――――――――――――――――――

桃子「魔王に魅せられたんすかね……多分」

―――――――――――――――――――

京太郎「魔王か!?魔王なのか!!??」

桃子「分からないっす……」ポロポロ

東横桃子の涙は止まらない。 涙で酷い事になった顔すらも京太郎にはもう見えない。

声だけが二人を繋いでいた。

京太郎「モモ……待ってろ……」

京太郎「必ずなんとかしてやる……!」

京太郎「だから……!」

京太郎「――諦めるな」

桃子「っ!」

桃子「そんな………………っ!」

桃子「――分かったっす」

桃子「―――ずっと待ってるっすっ」ニコッ

京太郎「!」

そこにはもう東横桃子の姿は無かった。

京太郎「俺は覚えてるからな!!俺は忘れてないからなぁぁぁぁぁ!!!!」


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