過去ログ - 艦娘という存在
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2:名無しNIPPER[ ]
2015/04/26(日) 20:29:22.21 ID:eM9XkrPr0
 「――、A鎮守府の提督を命ずる」

 はい? と言い返しそうになるところを、僕は飲み込む。
 相手は軍部の最高階級、元帥だ。

 「しかし、私は……」

 僕が言い終わる前に、元帥は言葉を遮った。

 「良い、言わなくても分かる。少々、事情があってだな……」

 元帥は、僕が提督に選ばれた理由を、一から説明してくれた。
 僕は胸に巨大な不安を抱えながら、提督になった――



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