過去ログ - 【安価】レイ「 ごめんなさい……こんな時、どんな顔すればいいのかわからないの 」
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164:シンジは俺の嫁 ◆tzbka.uV0LH5[saga]
2015/05/03(日) 02:27:35.03 ID:yO6GtP2E0
真紅のフェラーリが、シンジの予想に反した安全運転でゆっくりと白線の枠内に停車した


シンジ( へぇ……? )

トウジ「 うぉおー!いらっしゃったでぇ! 」

男子「「「 うおおおおおお!? 」」」


それに気付いたトウジとケンスケが窓から身を乗り出して叫び

2−Aだけでなく駐車場側に面した教室全ての男子までもが一斉に歓声を上げ

車から降りサングラスを外したミサトの素顔を見て一層盛り上がる


モブ男1「 かぁっこいい!誰あれ? 」

モブ男2「 碇の保護者? 」

モブ男3「 なにっ、碇ってあんな美人に保護されてんのぉ!? 」


当然そんな彼らには女子の冷たい視線が突き刺さる


ヒカリ「 ……バカみたい 」


ケンスケのカメラに気付いたミサトがそちらに向かって笑顔とピース

だが

直後、シンジと目が合い凍り付いた


トウジ「 はぁぁぁ……やっぱ、ミサトさんてええわぁ〜 」

ケンスケ「 うん! 」

シンジ「 そうかな? 」

トウジ「 あれでネルフの作戦部長やいうのがまたスゴイっ!! 」

ケンスケ「 うん!! 」

シンジ「 そぉかなぁ? 」

トウジ・ケンスケ「 ……んん? 」


まったく何を言ってるんだこいつはという顔で振り返るトウジとケンスケ

しかしそこで漸く気付くのだ

こちらを向いたまま立ち止まって微動だにしないミサトを見下ろす、彼の眼と表情に

その冷たさたるや、延々と続く灼熱すら忘れしまう程である

そして

未だ静まらぬ周囲の喧騒の中でも、その声はトウジ、ケンスケ、ミサトにはっきりと聞こえた


シンジ「 よかったね、ミサト?もしいつもみたいな無茶苦茶な爆走して来てたら…… 」

シンジ「 罰ゲーム。お尻ペンペン50回は下らなかったよ 」


にっこりと浮かべた冷笑が、目撃者全てを震わせ

愚かな少年二人もやっと現実を理解する

ああ、母とは温かい優しさと同時、凍てつくような恐ろしさも持っているのだな……と

レイに「 もういいのよ、早く行った方がいいわ 」と口パクで伝えられ、動くことのできたミサトであった




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