過去ログ - 【安価】レイ「 ごめんなさい……こんな時、どんな顔すればいいのかわからないの 」
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192:シンジは俺の嫁 ◆tzbka.uV0LH5[saga]
2015/05/05(火) 01:28:29.52 ID:Ejz9UqMx0
副艦長「 状況報告はどうした! 」

通信「 シムペリン、やられました!タイタス・アンドロニカスも応答しません! 」

艦長「 くっ……!!我々の力を以てしても手も足も出んとは……っ 」

トウジ「 ちゅうかなんでこないな所にまで使徒が来とんねん?てっきりワシは第3だけに来るもんと思っとったんやけどなぁ 」

ミサト「 いいえ、それで合ってるわ。あの使徒も最初は第3新東京市、ネルフ本部へと向かっていたの 」

ミサト「 けれど運悪く私達の進路と重なってしまったのよ。そしてエヴァの存在に気付いたあちらが攻撃してきた…… 」

艦長「 つまり化け物の狙いはあの玩具だと!? 」

ミサト「 しかし今は2号機でしか倒せないのも事実です!! 」

トウジ「 ……そのエヴァなんやけど、さっきから逃げてばっかりやで? 」

ケンスケ「 当然だ、なにせこの使徒…… 」





シンジ・アスカ「 デカ過ぎる!!! 」


そう、現時点での第六使徒が最大に厄介な点はその巨大さであった

コアは遥か雲よりも上、頭部のすぐ下にある。空を飛べないエヴァでは届かない

A.T.フィールドの中和すら絶望的、足場も艦隊のみで、それすら敵の攻撃で減る一方だ

不利過ぎる状況にシンジの焦りが爆発する


シンジ「 まずいまずいまずい不味い!!このままじゃ何も出来ずにやられるだけ!! 」

シンジ「 父さんの願いを手伝えもせず、レイとミサトを守れず、ペンペンを独りぼっちにして、トウジやケンスケ、友達とも二度と遊べない!!! 」

シンジ「 そんなの嫌だ、嫌なんだよ!!バカか僕は!?母となる決意?覚悟??力が無きゃ結局守れやしないじゃないか!! 」

シンジ「 逃げちゃダメだ、戦わなきゃいけない、負けちゃダメだ、勝たなきゃいけない。でも、方法は?作戦は! 」

シンジ「 どうすればいい……どうすればいいんだよぉ!? 」


呼吸も不安定になり、とうとう泣きそうになってしまう

だがその時、ゴツン!と頭に拳骨が落とされた


シンジ「 あぐぅ……!…い、痛いよ、式波さん…… 」

アスカ「 さっきからうっさいのよあんたは!ぐちぐち抱え込まないでちょうだい、鬱陶しい 」

シンジ「 う、鬱陶しいって……僕はっ! 」

アスカ「 アタシがいるでしょうが!!せぇっかく一緒に乗せてやってるってのに何一人で戦ってる気になってんのよ!? 」

アスカ「 使徒のコアに辿り着く方法も、作戦も、二人で考えるの!ナナヒカリ、あんたはその手で使徒を倒してんでしょ、三体も 」

アスカ「 その経験から、そして目の前の使徒から、必ず見つけて掴んでやるのよ、勝利を。時間はないわ、速攻でね!! 」

シンジ「 ……………… 」

アスカ「 ……ちょっと、聞いてんの? 」

シンジ「 ………うん。あの、ごめんね 」

シンジ「 それと、ありがとう 」


いつも通りの穏やかな笑みを浮かべるシンジ

ようやく落ち着いたか、と溜め息を吐くアスカ


アスカ「 じゃ、聞かせてもらいましょうか。いままでの使徒の特徴、違い 」

シンジ「 うん。絶対に倒そう 」


未だ十代の少年少女の瞳に、如何なる壁をも砕きうる不屈の光が宿った


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