過去ログ - 【安価】レイ「 ごめんなさい……こんな時、どんな顔すればいいのかわからないの 」
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293:シンジは俺の嫁 ◆tzbka.uV0LH5[saga]
2015/05/22(金) 03:53:50.18 ID:EkLwyCmQ0
《 宇宙 ― 月面付近 》


冬月「 月面のタブハベースを目前にしながら、上陸許可を出さんとは。ゼーレもえげつないことをする 」


降下中の着陸艇の中、小さな窓から覗き込んでいるゲンドウと冬月


ゲンドウ「 Mark.06の建造方式が他とは違う。その確認で十分だ 」


クレーターの奥に見える、黒い帯状のもので覆われた巨人

ゼーレのマークが付いた仮面を被っているそれが、ゲンドウの言うMark.06

七体目のエヴァンゲリオンである

現在試着作業中の頭部装甲は、初号機のものと似ていた


冬月「 ふっ……しかし、予想はしていたがおかしな話だな。正規実用型と銘打っておきながら、その実2、3、4号機しかいないとは 」

冬月「 6でこれでは、7号機と8号機も私達の与り知らぬものなのだろうよ 」

ゲンドウ「 おそらく開示されていない死海文書の外典がある。ゼーレはそれに基づいたシナリオを進めるつもりだ 」

冬月「 だが、ゼーレとて気付いているのだろう?……私達の目的に 」

ゲンドウ「 そうだとしても、我々は我々の道を行くだけだ 」

ゲンドウ「 たとえ、神の理と敵対することになろうとも 」


その時、着陸艇に影を落とし、上空を巨大な物体が横切る


冬月「 アレは…… 」

ゲンドウ「 ああ、間違いないだろう。『カシウスの槍』だ 」

冬月「 ロンギヌスは此方にもあるが、カシウスは一本しか存在していないのだったな。ゼーレに揃えさせたままというのも不味い 」

冬月「 どうするのだ碇、奪うタイミングは大事だぞ 」

ゲンドウ「 ……問題ない 」


そして別の窓へ移ろうとする二人

だが、ソレは突如現れた

Mark.06の右手、薬指の先へ何処からか降り立った者と目が合うゲンドウ


冬月「 ヒトか?……まさかな 」

ゲンドウ「 …………… 」


宇宙空間にも関わらず、上半身裸

銀髪赤眼の少年は笑みを浮かべている


カヲル「 ……ふふっ 」

カヲル「 初めまして。お父さん♪ 」











冬月「 い、碇?どうした、すごい汗だぞ 」

ゲンドウ( ………気持ち悪い…… )


放たれた言葉は聞こえずとも、ヤバさはハッキリ感じ取った父であった


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