過去ログ - 【安価】レイ「 ごめんなさい……こんな時、どんな顔すればいいのかわからないの 」
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シンジは俺の嫁
◆tzbka.uV0LH5
[saga]
2015/04/27(月) 14:58:04.63 ID:JwWXr0oc0
《 現在 ― 葛城家 》
葛城家の朝は早い
が、家主である葛城ミサトは例外である
七時半近くになってようやく起床したミサトががしがしと鳩尾を掻きながら部屋からダイニングに出ると
シンジ「 おはよう、ミサト 」
レイ「 おはようございます、ミサトさん 」
ミサト「 えぇ。おはよう、二人とも 」
随分と砕けたというか、明らかに以前とは違う口調のシンジと、ミサトを下の名前で呼ぶようになったレイに挨拶を交わす
寝ぼけ眼のまま、なんとなく台所に目を向ければ
そこにはまだ中学二年生の少年が作ったとは思えない、見栄え良く、且つ各々の好みのものが入り栄養バランスの整った弁当が三つ並んでいた
シンジ「 ミサト?お弁当の前にまず朝食を食べてね、冷めないうちに 」
そう促されテーブルに着くと、その朝食の内容が弁当と違うのに気付く。昼食であるお弁当と朝食が同じでは食事の楽しみも半減だからだ
本当にこの子は主夫が板についている
数日前の母娘騒動は、単に言うのがその日だったというだけで、二人の間ではラミエル戦後の少し経った辺りから既に色々準備していたらしい
本人曰く
『 僕は父さんの愛をやっと見つけることができたんだ!!僕はそれだけで今までのダメな僕から生まれ変われた!! 』
とのことだが、それにしてもやはり変わり過ぎなのではないか
昔から家事はしていたと言うし、本気になればこんなものだと少し誇らしげだった彼を今更疑いはしない
肝心なところはそこではなく……
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