過去ログ - 【安価】レイ「 ごめんなさい……こんな時、どんな顔すればいいのかわからないの 」
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89:シンジは俺の嫁 ◆tzbka.uV0LH5[saga]
2015/04/29(水) 01:18:51.23 ID:nayzxuGS0
以前の昼休みに、一つのグループで持ち上がった話題が、『2−A生徒共通の事情』からクラス全員まで拡がったことがあった

レイはその日ネルフの実験の為欠席していたのでこれを知らなかったが

その話題は、『母というものについて』であった

一見普通に思えるかもしれないが、このクラスは偶然にも母がいない子供で満たされている。人一倍関心が強かったのだ

自ずと話の内容は母というものの理想、想像、妄想といったものになっていき、時折父への軽い不満や愚痴などもこぼれたりしていた

そこそこ盛り上がってくると、それまで何か考え事をしていて喋っていなかったシンジに、トウジが話を振った


トウジ「 おうシンジ、お前はなんかないんか?おかんがこんなんやったらええなぁ、的なの 」

ケンスケ「 そうだ碇、お前のもなんか聞かせろよ 」

シンジ「 ……えっ?あ、うん。………ねえ、トウジ?ケンスケ? 」

トウジ「 なんや? 」

ケンスケ「 なんだよ? 」

シンジ「 二人はさ、お母さんの想いって、どんなだと思う? 」


なんだか聞きたかったこととは斜め上にズレているようだし、逆にそれについてこちらが訊かれてしまった

さて、彼の言う母の想い、とは何だろうか

さっきまで言い合っていた理想、想像、妄想からいくつか参考にしようにも、如何せん範囲が大きく抽象的すぎるので確認してみる


ケンスケ「 んー……なぁ碇?それ、具体的にどれぐらいまでだよ?もうちょっと明確にしてくれないと纏められない 」

シンジ「 ……自分の子供に対して、その、どういう風に接したりとか、……愛したり、するのかなって 」


トウジとケンスケ、それに近くで聞いていた他の数人も、どこか悩んでいるようなその様子に沈黙する

実際悩んでいたのだが。ではそれは何についてか?

思い出したのは、父とレイの談笑だった


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