過去ログ - 響「・・・強くなりたい」 響鬼「よろしくっ、シュッ!」
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28: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/04/28(火) 21:45:56.06 ID:ATFP5nnQ0



鎮守府に戻った後、提督は響達を呼び出した。

彼女達は当然厳罰が下るだろうと覚悟し、恐る恐る執務室まで向かった。

だが、意外にも彼は寛大な対応で彼女達を許してくれた。嘗ての大戦の記憶に苦しむ少女達に、彼もまた心を痛めていたのだろう。

そして、四人の様子を見て提督は安心していた。もうこの四人は大丈夫だろう。

たとえ大戦の悪夢が彼女達を苦しめたとしても、悪夢が再び蘇っても、この四人は互いを支え合い、進んでゆくだろう。


数日後、第六駆逐艦隊に遠征任務の命令が降りた。

「よーしっ! 行くよみんな!」と暁。

「電達の本気を見せるのです!」電が張り切る。

「おーっ!」と雷。

「ウラーッ!」
そして響が叫ぶ。

今日も、第六駆逐艦隊は抜錨する。

四人の力を合わせ、共に信じ合い、暁の水平線に勝利を刻むべく戦い抜く。


遥か遠くの地平線から力強い光が溢れる。まるで、彼女達の行先を祝福するがごとく。


彼女たちの未来は、始まったばかりなのだ。









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