過去ログ - 八幡「人の評価なんて当てにならねえ」
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42:1 ◆JY8EwYSc26[saga]
2015/04/30(木) 05:54:47.43 ID:ecQ0BIE6o
雪ノ下の淹れる紅茶が懐かしいとは、そんなに長い間ここを離れた気はしていないのだが、思った以上に離れていたのかもしれない。雪ノ下はスマートにお茶の用意を始める。

「でも、急に分かったなんて何か情報でも出てきたのかしら」

「朝の裏サイトと何か関係あるの?」

「そうだな。由比ヶ浜には助かった。サンキューな」

「ううん、あたしが解決の手助けが出来たのならすっごく嬉しいよ!」

あんまり急接近しないでくれませんかね。ちょっと良い匂いしちゃうんですけど。ぼっちに急に近づくと寿命が縮むとか思わないのかよ。

雪ノ下が紅茶を俺と由比ヶ浜に差し出す。紅茶の香りが俺らを包むように漂う。これがここの日常だったんだな。

懐かしむ様に紅茶を口に含むとこんな味だったなと、記憶の中の味と比較する。俺と関わったが為にこんなことになっているというのに二人は俺が話し始めるのを待ってくれている。今までこんなことなど無かったから、恥ずかしいような心苦しい様な気分だ。

「まず、わかったことだが、これは俺一人を狙ったものだと思う」

「その根拠を聞いてもいいかしら」

由比ヶ浜も頷いている。


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