過去ログ - 八幡「人の評価なんて当てにならねえ」
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53:1 ◆JY8EwYSc26[saga]
2015/04/30(木) 06:02:23.60 ID:ecQ0BIE6o
再び一色の表情が変わる。憧れの先輩に迷惑をかけることがどういう物か一色の想像力では考えられなかったらしい。その顔に絶望の色が染まっていく。

「比企谷の言うことは最もだ。俺は何をすればいい」

「葉山先輩は悪くありません!全部私が悪いんです!だから私が責任を取ります!」

「責任か。一色の責任の取り方次第で葉山への事は帳消しにしてもいい。ただし俺が許容できるものであればだが」

謝れば許されるという訳ではない。謝罪は加害者から被害者へ伝える最低限の義務だ。許すかどうかは被害者が加害者の話を聞いて納得し、初めて受け入れるものだ。だがこの世界はそんなに優しくはない。そんな世界なら傷つく者などいないのだから。

「ど、どうすれば許してくれますか」

「お前は俺の出した条件を必ず受け入れられるのか。どうせ口だけだろ」

「そんなことありません!私ができることで先輩が納得できるのであればするつもりです!」

「それじゃ、今ここで全裸で土下座しろと言えば出来るのか」

「比企谷、それは」

「俺は一色に聞いている。答えろ」

「そ、それは……」


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