過去ログ - 八幡「人の評価なんて当てにならねえ」
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80:1 ◆JY8EwYSc26[saga]
2015/05/01(金) 00:13:44.28 ID:mO4k107Zo
「どうしてこんなことを」

「それは……」

「相模さんがやった事は決して褒められた物じゃない。理由があったんだろ。聞くよ」

葉山の言葉は安心させる何かでもあるんだろうか。それはポツポツと心情を吐露し始める。俺からすればどうでもいいものだ。

「うち、辛かった。あいつに、比企谷に言われて、体育祭で言われて、消えてしまいたくなったし、何もかも消えちゃえって思った。だから滅茶苦茶にしてやりたかった!私をこんな風にした奴を!比企谷を!私がこんな事になったのに、コイツは眼鏡をかけたくらいで周りからちやほやされて!イラついた、憎くなった、だから壊してやりたくなった。全部、全部!比企谷が消えればいいんだ!」

よくこんなくだらない話聞けるな。俺は初めて葉山を尊敬する。仲間内でつるむとこんなことがあるんだろうか。俺には分からない。

「そうか、……でもそれを招いたのは誰が悪いのかな」

風向きが変わる。てっきり相模の愚痴を聞くだけ聞いて吐き出した後、優しく言葉の一つで済ませて終わらせるだけだと思っていた。それが葉山隼人のやり方であり平和的解決ってやつだと思っていた。

「そ、それは」

「比企谷は全部被ったよ。自身を悪役にする事で相模さんの事も文化祭実行委員長としての役割を全うさせる形で丸く収めた。それは君も頭では分かっていたハズだ。相模さんが何を求めてこの場に至ったのか俺にはわからない。でも、そのままじゃ誰も手を差し伸べないし、離れていく。変わらなければ何も残らない。やった事は取り返しがつかないんだ。出来ればやったことを受け入れてもう一度考え直してほしい。僕から言えるのはこのくらいだ。今やらなければならないのは何なのか、考えて欲しい」


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