過去ログ - 八幡「人の評価なんて当てにならねえ」
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83:1 ◆JY8EwYSc26[saga]
2015/05/01(金) 00:15:43.29 ID:mO4k107Zo
俺は材木座にビデオカメラを止めるように伝え、その場を去った。残った相模がその後どうしたのかは知らない。葉山は相模に何を促したんだろうか。

俺の思い描いたストーリーからは逸脱した。ヒロインは最後イケメンに救われ、ハッピーエンド。そして誰も悲しむ者がいないなんて俺らしくない終わり方だ。

だが、こんな終わりがベストなのかもしれない。文化祭とは違うエンドロールには、未来へ繋がるものがあったように思える。

屋上から階段を降りると、雪ノ下と由比ヶ浜が待っていた。二人ともあの光景をどう捉えたのか、正しいやり方とは言えないまでも、落としどころとしてはまあまあじゃないか。

先に進言したのは雪ノ下だった。

「あなたらしくない終わらせ方だったわね」

「葉山がいたからだろ、俺は何もしちゃいない。罵倒して追いつめて逃げ場をなくした所に葉山が来ただけだ」

「ヒッキー凄かったよ!」

「そうかよ。まぁ良かったんじゃねえの」

「遺恨残さないで終わると思わなかったから、凄く嬉しいよ!」

由比ヶ浜が遺恨なんて言葉を知っているだと……。偽物だろこいつ。あと興奮のあまり抱きつくとか俺の健康状態が著しく悪くなるので早いところ離れて!色々当たるわ、柔らかいやら、いい匂いしちゃうから!


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