過去ログ - オール安価でまどか☆マギカ 12
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21: ◆xjSC8AOvWI[age saga]
2015/05/01(金) 22:20:17.13 ID:arR6eoKq0

 今すぐに魔女になってしまったら、死んでしまったら…

 この世界の何処にも味方がいないのだと、すっと全てを諦めようとしてしまったあの時、私の傍に居たのはエイミーだった。

 まだ私にも味方がいて、そしてエイミーにとっても私が居なくなると生きていけない。
 それが引っかかってこうして私はこの世に留まっている。


 ならば、今ある大切なもの、エイミーと一緒に過ごすためだけに
 他の嫌な事からは全部逃げてしまって、最後が来るまでこのまま過ごそうと思った。



 最初から何も関わるべきじゃなかった。
 ここにいちゃいけないニセモノなのは私のほうだ。


ほむら(それがどうしたの…?
    また昨日までの生活に戻るだけじゃない)

ほむら(エイミーが居て、私が居る。それだけの閉じた自堕落な生活)

ほむら(きっとまた何も関わらずに、何も考えずに逃げていれば、魂も濁らせずに済むじゃない…)

ほむら(だって、私が居なくなったらエイミーは生きていけないよ?
    ご飯をあげたりお世話をしたり、誰がやるの?)

ほむら(ここで、こんなことで絶望する必要なんてないのに…―――)


 赤い目がまっすぐにこっちを見ている。
 相変わらずその顔にはなんの表情ものっていないものの、僅かに嗤ってるように歪んで見えた。


ほむら(どうして何もする気が起きないんだろう…)

ほむら(どうしてこんなに心が重いんだろう…)

ほむら(結局最期はこんな奴の見ている前で、こんな奴の言葉を聞きながら終るの?
    私も今まで見てきた魔法少女の例に漏れず、大概普通に絶望して終るのね)


ほむら「――――… 」



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