27: ◆WCexZn9.dblI[sage saga]
2015/05/02(土) 08:17:08.74 ID:tPViNkEL0
島風ちゃんはとても自由な艦娘だった。
それなりの大所帯であるうちの鎮守府の中でもとりわけて自由でマイペース。
駆け抜けるフリーダムというあだ名もあるらしいけど、本人がそれを知っているかは謎でち。
ゴーヤが帰投する時にたまに鎮守府内を走り回っているところを見かけることもあるかな。
伊58「このあと……どうしよう」
伊8「私は部屋で本が読みたい、かな」
伊168「出撃続きで満足に本も読めてなかったもんね」
伊19「イクはどこかに遊びにいきたいのー」
伊58「ゴーヤは……」
私にとって今日という日は特異点。
何も予定がなくて、何をすればいいのかもわからない。
頭を振ったらからんころんと音がするほど何も思いつかない。頭がピーマン。つまり空っぽ。
何かが起こるときはいっつも突然よね。こんな急にお休みだなんて……。
そして、これもまた突然だった。
スタタタタタタ
スタタタタタタタタタタッ
島風「びゅーーーーーん」シュンッッ
ズゴアッ
伊58「うべっっ」ズドォッ
伊168「何!?なんか通り過ぎた!?」
伊8「ソニックブーム……!!?」
伊19「ご、ゴーヤちゃんが吹っ飛んだの!!」
伊58(中破)「一体何が……で……でち……」バタリ
疾きこと島風の如し……
鎮守府を一周して帰ってきた島風の起こした衝撃波が直撃したゴーヤは、何が起こったかよく分からないうちにふっ飛ばされていた。
島風「ばびゅーーーん」
連装砲ちゃん「堪忍な」
駆け抜けるフリーダムは今日も自由に鎮守府に吹き荒れる。
38Res/15.14 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。