過去ログ - 【俺ガイル】比企谷八幡は変化を受け入れる -SS速報VIP

過去ログ - 【俺ガイル】比企谷八幡は変化を受け入れる

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259:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/04(月) 12:30:51.73 ID:dwPDZjrxo
「なんだそりゃ」

「言ってるの僕だけじゃないよ。前は回りを寄せ付けないような感じがあったけど、今は違う気がするよ」

最近感じる視線はこのせいなんだろうか。周囲と自分を断絶するために築いた壁の境界が曖昧になりつつあるのかもしれない。

以下略

260:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/04(月) 12:31:28.87 ID:dwPDZjrxo
はずして制服の袖で念入りに拭いてから手渡す。俺のかけている薄汚れた眼鏡を戸塚が…戸塚が！

「どう？」

凄まじい破壊力だ。紛争地帯を戸塚が歩くだけで世界に平和が訪れてもおかしくない。

以下略

261:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/04(月) 12:32:00.68 ID:dwPDZjrxo
戸塚から眼鏡を受け取ると、つるの部分がほのかに暖かい。

戸塚の温もりを感じる。いやキモいから。自重しろ。

「ま、無理して変わらなくても戸塚は戸塚だ」

以下略

262:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/04(月) 12:32:29.80 ID:dwPDZjrxo
昼休みを告げるチャイムが鳴った。

「ヒッキー、部室行くでしょ？」

結衣が近づいてくる。一緒に行こうということだろう。

以下略

263:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/04(月) 12:33:02.38 ID:dwPDZjrxo
「まぁあいつ料理の腕前は本物だからな」

「だ、だよねー…」

そんな悲しい顔をしないでくれよー…。

以下略

264:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/04(月) 12:33:35.14 ID:dwPDZjrxo
「むっかー！それ料理では勝てないってことじゃーん！」

地団駄を踏んで憤慨する。ちょっと可愛い。後ろから肩をバシバシ叩かれた。

「しゃあないだろそれは…勝てる未来が見えねぇよ…」

以下略

265:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/04(月) 12:34:04.10 ID:dwPDZjrxo
部室に入ると雪ノ下と一色が座っていた。

「ゆきのんいろはちゃんやっはろー」

「こんにちは。来たわね」

以下略

266:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/04(月) 12:34:43.52 ID:dwPDZjrxo
こいつ一年で友達いないのかな…なんか恨みも買ってそうだし…。

みんないるところで話すことでもないし、別の機会に聞いてみるか。

結局いつもの部活の時間のように各自が席につく。

以下略

267:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/04(月) 12:35:35.95 ID:dwPDZjrxo
「…お前、やっぱ常識あるけど常識ねぇな」

「どうやったらそんな一言で矛盾を起こせるの…才能かしら？」

自信満々なところ悪いが、我ながら的確な言葉だと思うぞ。

以下略

268:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/04(月) 12:36:03.32 ID:dwPDZjrxo
蓋を開けると中身も異様に豪華だ。色鮮やかな見た目も食欲を一層そそる。

一段目の真ん中には伊勢海老が鎮座している。

ほんとバカじゃねぇのこいつ…そう言えば伊勢海老好きなんだったな。

以下略

269:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/04(月) 12:36:31.23 ID:dwPDZjrxo
どもってしまった。やはり慣れない。結衣はどんな顔をしているだろうか。

「わかったわ…由比ヶ浜さんも一色さんも協力してもらえるかしら」

「美味しそうですし、喜んでー」

以下略

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