過去ログ - 【俺ガイル】比企谷八幡は変化を受け入れる -SS速報VIP

過去ログ - 【俺ガイル】比企谷八幡は変化を受け入れる

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302:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/05(火) 03:01:41.64 ID:NLvs0nEVo
「あー、いたー。せんぱーいちょっと助けてくださいよー…」

ぐったりしたいろはが項垂れて部屋に入ってくる。

「生徒会のことなら自分でやれよ…」

以下略

303:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/05(火) 03:02:19.05 ID:NLvs0nEVo
「せんぱーい…デートのときの飲食代が稲村さんに納得してもらえなくて、経費で落とせないんですよ…助けて下さいよ…」

「稲村さんて誰だよ…」

つられて俺も囁き声になる。

以下略

304:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/05(火) 03:02:52.18 ID:NLvs0nEVo
仕方ないな…。いろはから本気のお願いをされると小町のおねだりを思い出すせいか、つい甘くなってしまう。

「はぁ…わかったよ、いくよ…」

「先輩ほんと助かりますー…」

以下略

305:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/05(火) 03:03:24.11 ID:NLvs0nEVo
本当にすぐ終わらせて戻る気ではあるが、遅くなったときにわざわざ部室に戻るのも面倒なので、鞄も持っていくことにした。

帰りには結衣と約束してるし、なんとか終わらせないと。

「ほらほら先輩、急いでくださいー」

以下略

306:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/05(火) 03:04:07.99 ID:NLvs0nEVo
いろはがどうも信用されていないようだ。まぁその気持ちはよくわかるな。

あいつ経費で遊び歩くとか平気でしそうだし…。

だから第三者である俺が証言する、それだけで十分だったようだ。

以下略

307:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/05(火) 03:04:40.30 ID:NLvs0nEVo
「はー、ほんとに助かりましたー。先輩ありがとうございますー」

いろはは無事経費で落とせて安堵したのか、声はいつもの調子に戻っている。

「お前まだ信用されてないんだな…」

以下略

308:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/05(火) 03:05:24.60 ID:NLvs0nEVo
「なぁ、もう用も済んだし戻っていいか？」

「えー、折角ですしもうちょっと話し相手になってくださいよー。わたしは書類仕事まだ残ってるんです」

こいつは人を巻き込むのが上手い。上に立つものに必要な資質の一つだと思う。

以下略

309:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/05(火) 03:06:04.47 ID:NLvs0nEVo
いろはは書類を捲りながら答える。

「はいー、まあボチボチやってますよー。最初から最後まで、とかは出れてないですけど」

「そうか、ならいいんだ」

以下略

310:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/05(火) 03:06:50.24 ID:NLvs0nEVo
「そんな居心地いいとは思えないけどな…」

雪乃はだいたい怖いし。結衣はだいたいアホだし。やたら空気重くなるし。

最近フォロ谷フォロ幡の出番多いんですよね。名前見ればわかる通りあんま役に立ってないけど。

以下略

311:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/05(火) 03:07:27.06 ID:NLvs0nEVo
「みんな、わたしに対しておべっか使うこともなくて、思ってること言ってくれるじゃないですか」

「あれ、すごい心地いいんですよ、わたし。先輩たちが羨ましくて、嫉妬しちゃいます」

甘えたような声は鳴りを潜めている。

以下略

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