過去ログ - 【俺ガイル】比企谷八幡は変化を受け入れる -SS速報VIP

過去ログ - 【俺ガイル】比企谷八幡は変化を受け入れる

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342:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/05(火) 15:57:00.45 ID:NLvs0nEVo
自転車を漕ぎ始める。校門を出たところで結衣が話しかけてきた。

「ね、どこいくの？」

そういえば言うの忘れてたな。

以下略

343:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/05(火) 15:57:51.28 ID:NLvs0nEVo
「や、そうじゃなくって、ほんと違うの…。ヒッキーと一緒なら、どこでもいいよって…」

うわーん結衣かわいいよおおお！こいつも自然に男を惑わすジャグラー属性持ちなのか？

でも女子のどこでもいいは全然どこでもよくないことを俺は知っている。

以下略

344:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/05(火) 15:58:25.74 ID:NLvs0nEVo
「うん、いいよ…」

すぐに、予想していたものと違う答えが返ってきた。

あまりにも驚いてしまい、まぬけな口調で再確認する。

以下略

345:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/05(火) 15:58:57.22 ID:NLvs0nEVo
だが、サイゼでも大丈夫だよ、と本気で言われてしまうと、それよりいいところへ連れていってやりたくなるのが男というものだ。

俺もそんな一般的な男子の思考は持ち合わせている。

「サイゼいくの？」

以下略

346:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/05(火) 15:59:28.97 ID:NLvs0nEVo
俺の腰に結衣の手が絡みつき、きゅっと力がこもる。

身体を預けてきた。背中に触れる柔らかい感触に心臓が飛び出しそうになる。

自分の鼓動の早さでペダルがより一層重く感じられた。

以下略

347:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/05(火) 15:59:57.79 ID:NLvs0nEVo
自転車から降りると、二人で飲食店の固まったフロアへ向けて歩く。

結衣はずっと俯き加減で気恥ずかしそうな表情を浮かべている。

落ち着かない…。

以下略

348:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/05(火) 16:00:25.89 ID:NLvs0nEVo
「うーん…あんまり重くないものの方がいいかな…なんかあんまり喉を通らなそうだし…」

奇遇だな、俺もだ。今なりたけのギタギタなんかとても食える気がしねぇ。

「軽いものか…パスタぐらいしか俺には思いつかねぇ…」

以下略

349:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/05(火) 16:01:01.58 ID:NLvs0nEVo
ちょうど小洒落た感じのパスタ専門店があった。店内もそれなりの広さがあり、特別混んでもいない。

キャンドルがメインの光源のようで、薄暗いと言える店内の雰囲気も落ち着いていそうだ。

かといってフォーマルが求められるような格式高い店でもなく、ディスプレイされているパスタの値段も手頃だ。

以下略

350:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/05(火) 16:01:40.72 ID:NLvs0nEVo
二人とも黙ってメニューを眺める。疲れてきた…。

「結衣は何にする？」

人任せじゃダメだ。この雰囲気は自分で打破せねば。八幡くんに任せろーバリバリー！いやマジックテープじゃなくてほんとよかった。

以下略

351:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/05(火) 16:02:12.41 ID:NLvs0nEVo
あんまでかい声でそんなこと言うなよ…。でもよかった、いつもの結衣の反応だ。

「まぁ、お前からしたらそんなもんだな」

「むぅー…いじわる」

以下略

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