過去ログ - 【俺ガイル】比企谷八幡は変化を受け入れる -SS速報VIP

過去ログ - 【俺ガイル】比企谷八幡は変化を受け入れる

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362:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/05(火) 23:34:24.38 ID:NLvs0nEVo
うす、完結目指して頑張ります
続きは明日で

363:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/06(水) 13:42:52.61 ID:Rm1cza0/o
予想通りだけどあねのんはやっぱ苦労した…
そんな長くもないのに疲れた…

続き

364:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/06(水) 13:43:28.48 ID:Rm1cza0/o
「あれ。比企谷くん。どうしたの、眼鏡なんかかけちゃって」

陽乃さんと話していると俺の裏読みセンサーが針を振り切るほどに反応していまい、いつも余計な思考させられてしまう。

この人の言葉は抑揚こそきちんとつけているが、俺には、感情を込めているように聞こえるよう、意図的にそうしている、というような印象すら受ける。

以下略

365:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/06(水) 13:43:57.40 ID:Rm1cza0/o
そうした行動を取る自分を演じていると言われても、そうかそうだったのかと納得できる。

いろはのような仮面、というような言葉ではそれこそ片付けられないものを身に纏っている。

「あー、これはただのイメージチェンジです」

以下略

366:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/06(水) 13:44:26.11 ID:Rm1cza0/o
それは、雪乃も俺と同じように、自分に起こりつつある変化を許容した、ということなのだろうか。

流れない水は澱み、濁り、いつかは腐ってしまう。

人もまた停滞していると、そうなってしまうのだろうか。

以下略

367:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/06(水) 13:45:16.82 ID:Rm1cza0/o
「あ、ガハマちゃんもいたのねー。またデート？」

横にいたのを最初からわかっていながら、今さらそんなことを言う。

結衣じゃなければ多少気分を害してもおかしくない応対だ。だが葉山の言葉を借りるなら、陽乃さんは結衣に興味がないのだろう。

以下略

368:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/06(水) 13:45:48.23 ID:Rm1cza0/o
「ちょっと相談したいことがあったから、話しがてら夕飯食べてただけですよ」

「ふーん…。あっそう。ところで雪乃ちゃんは元気？」

ダメだ。適当なところで切り上げて離れようと思っているが会話のイニシアチブが取れない。

以下略

369:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/06(水) 13:46:21.16 ID:Rm1cza0/o
「ふうん…なーんか、意味ありげな言い方だね」

またこの目だ。かつて陽乃さんは俺にこう言った。

俺がいつも人の言葉や行動の裏を読もうとしていると。そしてそれは悪意に怯えているようだと。

以下略

370:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/06(水) 13:46:48.41 ID:Rm1cza0/o
「ね、ちょっとだけお話しよっか。お姉さん奢っちゃうぞ」

はぁ？嫌だよ、怖いし…。

「やですよ…寄りたいとこありますし」

以下略

371:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/06(水) 13:47:19.05 ID:Rm1cza0/o
この人の言葉、表情からは心の奥底は見えない。

ただ一つ、たまに陽乃さん自身が自ら、その心の奥底から見せつけるように晒け出す、悪意。

それは何から怯え、何から自分を守るために、晒け出すようにしているのか。

以下略

372:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/06(水) 13:47:49.53 ID:Rm1cza0/o
「よーし、行くかー」

陽乃さんの後を追って歩く。

この人はやると自分で決めると、お前らついてこいとばかりに自ら進み始める。

以下略

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