過去ログ - 由良「休暇、ですか?」【艦これSS】
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13:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/01(金) 17:23:49.58 ID:utxrk0+10
提督「艦娘だからって戦闘戦争の一辺倒に生きる必要は、まあ、少なくともうちの鎮守府では無い。勿論護国の盾としてそれらを投げ出すことは許されない立場だとしても、暇な時に息抜きに出来る趣味の一つくらいは持ってても罰はあたらんだろう。ドライブでもショッピングでもゲームでもアニメでも料理でも読書でも、何でもいいんだ。そういう人生の潤いってものを由良が見つけてくれたら私個人としてはとても嬉しいと思う。だから今回こうして由良が車の運転に興味を持ってくれたこともまたとても嬉しい」

由良「提督、さん……?」

提督「ああ、いかんな。また説教臭くなってしまった。俺もいいトシってことかな。そろそろ市街地に入る。時間としては少し早いが昼食をとってから街を見て回ろう」
以下略



14:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/01(金) 17:25:11.67 ID:utxrk0+10
提督「……どうだ、美味いか?」

由良「うん、美味しいよ?」

提督「そうか……」
以下略



15:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/01(金) 17:26:01.20 ID:utxrk0+10
提督「なるほどなぁ。そういえば食堂じゃあ饂飩とラーメンしかないな。こういうちゃんとした店ほど本格的なものは難しいだろうが機会があれば蕎麦の導入も考えてみるのもいいかもしれないな」

由良「夕張が喜びそうだね」

提督「俺も喜ぶよ。天ぷら蕎麦が特に好きでな。ほら、由良にも布教用に海老天を一つ進呈しよう。ざるそばのつゆに軽く浸して食べるのも美味いぞ」
以下略



16:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/01(金) 17:26:42.41 ID:utxrk0+10
由良「そういえば提督さん」

提督「ん?」

由良「この後はどうするの?市街地に出るってことしか私聞いてなかったよね?」
以下略



17:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/01(金) 17:27:32.34 ID:utxrk0+10
ブティック


由良「ど、どうかな?」

以下略



18:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/01(金) 17:29:02.90 ID:utxrk0+10
提督「―――あれら一式お願いします。支払いはカードで」

店員「ありがとうございます」

由良「ね、着替えてみたよ。どうかな、可愛い?」
以下略



19:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/01(金) 17:29:37.97 ID:utxrk0+10
由良「え!?そんな、悪いよ。自分で払うから……」

提督「俺たち提督がな、銃後で執務室の椅子を温めるだけでおたかいお給金貰えるのはこうして部下に色々とお金を回してやりなさいっていうお上のありがたーいお考えのおかげなのさ。着せ替え人形にしてしまった迷惑料と綺麗な娘さんに自分好みの服装をさせることの目の保養へのお布施と思って遠慮なく受け取ってくれたまえ」



20:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/01(金) 17:30:12.85 ID:utxrk0+10
由良「えっと、うん、ありがとう……ね、ね、提督さん」

提督「うん?」

由良「提督さんはこういう服が好きなの?」
以下略



21:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/01(金) 17:30:52.68 ID:utxrk0+10
提督「いいか、ここだけの話な。―――艦娘の指揮を執るように任命された時に必死に勉強した」

由良「?」

提督「資料を見たら艦娘ってのは年ごろの娘ばかりだというじゃないか。そんな女の園に男一人放り込まれるわけだから、イマドキフウの話題にも通じてた方が円滑なコミュニケーションが取れるんじゃないだろうかー、と、まあそんなアホなことを考えたわけだ。トップスだのボトムだのガーリーだのキュートだの、なんだこの魔法の呪文みたいなのは、と頭を抱えた。凄くな」
以下略



22:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/01(金) 17:31:35.30 ID:utxrk0+10
由良「ぷっ」

提督「まあ、笑えるよなぁ。やっぱり。自慢にもならんがそれまでほぼ女っ気ゼロの生活をしてたもんでな。耐性の無い環境に溶け込まなくちゃあならんってんで色々テンパった挙句、な」

由良「ふふ。なんだか提督さん可愛い」
以下略



23:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/01(金) 17:32:03.22 ID:utxrk0+10
提督「むしろ大いに笑ってくれ。笑い話なんだから。それまで触れてこなかった領域に触れる時ってのはまあなかなかどうしてわけの分らない方向に突っ走ってしまったりするもんなんだよな。俺が一等間が抜けてたってのもあるんだろうが」

由良「由良は提督さんのそういうところ、いいと思うよ」

提督「そうだろうそうだろう。そういうヨイショはどんどんしてくれ。提督さんってば褒められて伸びる子だから。気分が上がればこの先の道程にも気合が入る」
以下略



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