113:名無しNIPPER
2015/06/05(金) 01:10:16.54 ID:uy0odbeI0
咲はその力強い瞳に言葉を失う。
透華「皆が来るまで、ダンスの稽古をして差し上げますわ!」
透華は強引に咲を引き寄せる。
咲「ええっ!?いいですいいです!」
透華「駄目ですわ!」
為すがまま、咲は透華とステップを刻む。
透華「リズムは憶えても、まだなめらかに踊れないでしょう?」
緊張しないで?透華は優しく咲をリードする。
咲「そんなこと言われても!」
透華「考えなくてよくてよ。身体が憶えているままを信じて任しなさい」
焦らないで、笑って?
透華「さあ。1、2、3。1、2、3」
咲は透華の言うとおり、懸命に踊る。
透華「そう!素敵になってきましたわ」
咲は堅実に努めつつ、浮足立っていた。
咲「ダンスって、こんなに楽しいものだったんだ…!」
透華「本当ですわ。私も知らなかった」
二人は皆が来るまでの間、踊り続けた。
154Res/89.42 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。