141:名無しNIPPER
2015/06/21(日) 03:19:10.87 ID:jx3B/Mq80
透華は理解した。
咲が何故自分を拒んだのかを。
透華「…聞いてくれて、ありがとう」
透華「これは懺悔と一緒。誰にも言えなかったから辛かった」
でも、もう大丈夫。その顔は清々しい。
咲「それでも透華様!ロザリオを下さい!」
咲は必死に懇願する。透華は優しくそれを拒否する。
そして、笑みを浮かべたまま立ちあがる。
透華「私に、戦わせて下さい」
透華「もう逃げたくはありませんわ」
透華は温室の花々を紹介するように手を広げる。
透華「咲は気付いていて?この温室にある半分以上は薔薇なのですわ」
その中でもひと際目立つ薔薇に、透華は手を向ける。
咲(綺麗な色…)
透華「これが、ロサ・キネンシス」
透華はその紅い薔薇について、咲に説明した。
咲はその花が四季咲きであることを、生涯忘れる事はなかった。
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