144:名無しNIPPER
2015/06/21(日) 04:42:00.62 ID:jx3B/Mq80
咲は言われるがまま、透華の後ろについていく。
咲(どこに行くんだろう?)
いつもと違う暗い校内を二人で歩く
咲(…綺麗な満月)
しばらくして透華が足を止めた。
咲(ここは…)
あのとき、初めて透華と声を交わした場所。
咲(マリア様の…)
透華は自らの首元に手をやると、ネックレスを外した。
透華「これ…」
振り返り、それを両手で差し出す。
透華「咲の首に、かけてもよろしくて?」
うつむく咲に、透華は続ける。
透華「賭けとか、同情とか。そんなものは無しですわ」
透華「これは神聖な儀式なのだから」
咲は目を見開き、顔をあげる。
ロザリオを持った透華は、微笑みを浮かべていた。
咲「はい。お受けします」
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