19:すみませんマリみての記憶は曖昧です
2015/05/04(月) 02:11:36.69 ID:LdSk6dKk0
憧「あーあ。どーしてOKしないかなー」
帰路につく憧は、自分の少し前を歩く級友に対して悪態をつく。
憧「咲が妹になれば、透華様との交渉もしやすかったのに」
咲「憧ちゃんは私じゃなくて、写真の心配をしていたわけだね」
薄情だなあ。それに憧ちゃんは落ち着きすぎだよ。
ふと、二人は会話をやめ、マリア像へとかしづく。
登下校時にマリア像の前で祈りを捧げることは、この学園の生徒にとってとても重要で、当たり前の日課である。
咲(マリア様。今日は大変な一日でした)
咲(出来ましたら、速やかに平穏な日々をお返しください)
祈りを終え、再び歩き出そうとする二人に校舎から歌声が響いてくる。
憧「『マリアさまの心』ね」
咲「…昔からずうっと不思議に思っていたんだけど」
何故なのだろう。
咲「青空、樫の木、鶯、山百合。そこまでは解るんだけどね。マリア様の心を美しいものに例えてるんだって」
咲は先ほど生徒会室で起きた出来事を思い返していた。
咲「どうしてサファイア何だろう」
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