過去ログ - 【艦これ】球磨「お姉ちゃんの損な役回り」
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1: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/05/02(土) 11:11:21.92 ID:xTZYgKu9o
はじめに:球磨型は球磨しか出ません、出てもチョイ役かな。主人公は磯風。


提督、神通など一部キャラは下の過去作と共通。ただストーリー的繋がりは無いため未読で全く問題ありません。
私が書く上で過去作を意識しているという程度です。続編の川内編はまた次の機会に・・・。



【艦これ】神通「私と提督の、恋」
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2: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/05/02(土) 11:12:20.81 ID:xTZYgKu9o
神通「そこです、砲雷撃戦用意」

磯風「こちらもだ、砲雷撃戦用意―――撃て」

浜風「了解です」
以下略



3: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/05/02(土) 11:13:24.80 ID:xTZYgKu9o
磯風「浜風、浦風の方へ魚雷が来ている」

浦風「分かっとる、分かっとる」

浜風「速度、精度ともに不十分。回避できますね」
以下略



4: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/05/02(土) 11:14:25.94 ID:xTZYgKu9o
神通「敵の隊列を乱しました。この隙に撤退します」

神通「天津風、時津風は後ろを見ずに撤退ポイントまで」


以下略



5: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/05/02(土) 11:15:33.88 ID:xTZYgKu9o
浦風「流石じゃね、どうするん?」


あとの判断はこちらの旗艦である私に委ねられる。

以下略



6: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/05/02(土) 11:16:23.98 ID:xTZYgKu9o
磯風「追撃だ。朝潮、満潮、大潮もいいな、行くぞ」

朝潮「命令とあらば」

満潮「フン、とっとと行くわよ」
以下略



7: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/05/02(土) 11:17:02.63 ID:xTZYgKu9o
神通「旗艦磯風、以下五名の戦闘結果は・・・A勝利です」


おお、と私の部隊が歓声をあげる。

以下略



8: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/05/02(土) 11:17:39.91 ID:xTZYgKu9o
神通「では、今日の反省についてです」


こういう時、神通は自分から話さない。
何が悪かったのか・・・私たち自身に考えさせるのだ。
以下略



9: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/05/02(土) 11:18:19.58 ID:xTZYgKu9o
神通「今日の演習の背景を覚えていますか、浜風」

浜風「はい。『船団護衛中、鎮守府遠海にて敵部隊と遭遇。戦闘へ入った場合を想定』した演習です」


以下略



10: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/05/02(土) 11:19:15.67 ID:xTZYgKu9o
神通「その、中身の話です」

磯風「神通を無傷で逃がしてしまったのは残念だが。他の艦娘たちは大破か撃沈判定まで追い込んでいる」

磯風「砲雷撃戦で2隻、航行不能まで追い込んだのが大きかったと思う」
以下略



11: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/05/02(土) 11:20:04.11 ID:xTZYgKu9o
私の指揮を根本から否定する神通の意見に、それでも不思議と腹が立たなかった。

神通ともあろうものが、ほどほどの勝利で満足するのだろうという疑問が強かったから。

この時はそんなことしか考えなかった。だから、神通の言葉にはこう返した。
以下略



12: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/05/02(土) 11:20:40.23 ID:xTZYgKu9o
神通「では・・・これで演習は終了しますが・・・」

時津風「はぁ、疲れた疲れた」

天津風「服が汚れちゃったわ・・・お風呂入らないと」
以下略



13: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/05/02(土) 11:21:42.69 ID:xTZYgKu9o
神通「?」

神通「何をしているんですか、天津風たち」


以下略



14: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/05/02(土) 11:22:29.87 ID:xTZYgKu9o
神通「さあ、行きますよ・・・ほら。立ち上がって下さい」

自分も新人の頃は神通の容赦の無さに辟易したものだ。
普段優しくて、弱気で、司令の前では顔を赤くするばかりのくせに。
二水戦の神通は、人が変わったように鬼となるのだ。
以下略



15: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/05/02(土) 11:23:18.40 ID:xTZYgKu9o
この鎮守府に来て、そろそろ3ヶ月が経とうとしている。
これまでは神通のもとで訓練、訓練、そして演習ばかりの日々。


真面目にやらない訳ではないが、そろそろ実戦に出たいと思う。
以下略



16: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/05/02(土) 11:30:59.00 ID:xTZYgKu9o
目下のところ、私がライバル視しているのは・・・陽炎。
私たちのネームシップにして、先輩格。鎮守府の駆逐の中ではエース級の存在。

でも私だって、司令に”期待している”と言われているんだ。

以下略



17: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/05/02(土) 11:31:42.33 ID:xTZYgKu9o
磯風「私も早く戦場に出て、お前たちのように活躍して見せるぞ」


そう息巻く私に、陽炎も不知火もキョトンとして。

以下略



18: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/05/02(土) 11:32:47.99 ID:xTZYgKu9o
神通「磯風をどう思うか、ですか」


鎮守府の中・・・執務室で、私は提督の質問に答えます。

以下略



19: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/05/02(土) 11:33:41.80 ID:xTZYgKu9o
神通「提督・・・何をお考えですか?」


いつもならドキドキしちゃって何も言えなくなる私ですが、この時ばかりは違いました。

以下略



20: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/05/02(土) 11:34:21.95 ID:xTZYgKu9o
神通「まさかもう、実戦に投入するお考えですか!?」

提督「本人はその気でいるぞ。今日の演習、お前に勝ったんだってな」


以下略



21: ◆VmgLZocIfs[saga]
2015/05/02(土) 11:35:08.32 ID:xTZYgKu9o
提督「このまま君というぬるま湯に浸からせておくのが、本当に彼女のためになるだろうか?」

提督「俺はそうは思わない。思わないんだ、神通」

神通「十分、過酷な訓練を積ませているはずです、提督」
以下略



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