過去ログ - 京太郎「その片思いは八方塞がり」
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38: ◆3j.5pj2xjQ[saga]
2015/05/09(土) 22:04:42.59 ID:NDnGFJD7o
「んー!美味しい!」
「この抹茶もなかなか……」
「よし、それじゃ京太郎くん」
そう言って食べかけのあずきのアイスもなかを俺に差し出す塞さん。
「ありがとうございます」
俺も半分まで食べ進めた抹茶のアイスもなかを塞さんに手渡そうとする。と、その時になって俺たちは気づいた。
「これって……」
「あー……」
そう、食べかけのアイスもなかを交換すれば自然と間接キスをすることになってしまう。交換する時になってそのことに気付いた塞さんは顔を赤くし、俺はその様子を見て初めてそのことに気付いた。
「あの、嫌だったら別に交換しなくても……」
「だ、大丈夫!私は気にしないからっ!だからはいっ!」
「そういうことなら……」
塞さんの勢いに押されて食べかけのアイスもなかを交換する。それから俺達はお互いアイスもなかを持ったまま次の行動に移せず暫くの間押し黙っていた。
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