過去ログ - 【Fate】君達が紡ぐあなたの物語 in できない子編【安価とコンマで聖杯戦争】
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◆.thx41UQwK3a
[saga]
2015/05/06(水) 21:09:49.46 ID:lddxuFHKo
真綿で首を締めるような、緩やかでそれでいて居心地の悪い静寂が訪れる。
朝日で、それぞれの生活の始まりを祝福している外の世界とは、大違い。
冷気は、感じる以上に冷たく。感じる時の流れは、メトロノームのように一定間隔で秒針を刻む時計が間違っているかのように遅延化していて。
白野は腹の最中を探るかのような、疑問を秘めた視線で私を見つめる。舐め回すようなアングルで、私の小さな身体を眺める。
―――まぁ、確かに私のは小さい。制服の上からでも分かる発達した双丘には、正直勝てる気がしないというか。
「……意外?」
これ以上見つめ合っていると、惨めな気持ちになることは請け合いなので、逃げるように言葉を継いだ。
「うん…」
「聖杯戦争と学校は別。違う?」
扉の向こうのコンクリートの地面を、先んずるように踏みしめながらそう言った。
今口にしたことは、間違いではない。魔術とは隠匿することにも全力を尽くすもの。
そして、そんな魔術と叡智の結晶で有るサーヴァントを、一般人に知られるのはもってのほか。
そんな馬鹿にならないように、私達もその集団の中で魔術を包み隠し、サーヴァントは秘匿するのが暗黙の了解。
まぁつまり、集団の中は自然と戦争とは隔絶された安全地帯となるという訳だ。
「違わない…」
やや納得の行かない表情を浮かべながらも、白野は渋々私の歩調に合わせるのだった。
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