23:名無しNIPPER[saga]
2015/05/05(火) 23:30:14.58 ID:HNRRF4ZC0
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P「ふ、文香……? 今日はまた一段と……」
文香「あ、あの……! Pさんとお買いものだと伝えたら、皆さんから、で、デートならと色々な服を勧められて、それで。無碍に断る訳にもいかず、その……っ」カァッ
P「……うん、すごくいいよ。恥ずかしがってるのも含めて」
文香「………っ!!」マッカ
P「(あんまり言い過ぎたら固まっちゃいそうだな)それで……あー、ここか。文香が来たかった『書店』っていうのは」
文香「は……はい……このビルに、書店があると聞いて。方々探して……後は、このテナントだけが残りました。ですが――」モジモジ
P「確かにパッと見ただけじゃ本屋とは思えないよな、ここ。入口からじゃ雑貨とおもちゃしか見えないし」
文香「ひとりでは、その……Pさんっ」フニュン
P(まさか、装いだけではなくその真髄まで極めたというのか。『小悪魔』を……!)ドキドキ
文香「ふむ、本の近くに、関連する雑貨やディスクを陳列して……」フムフム
P「普通の書店には揃えてないものもけっこうおいてるから、ついつい手に取っちゃうよな」
文香「はい……外から見ただけでは、分からないものですね。お店も、人も」
文香(私自身でさえ――時の動かし方を、知らなかったから。Pさんに、変えられてしまうまでは)
P「……おっと、後ろ、人が通ってる」
文香「あ、すみませ……ん」ギュー
文香(通路が狭いので……仕方、ありません。仕方ありませんよ)ピトッ
P「…………」ハラハラ
文香「……か、カップルの方も、多い、ですね……」ドキドキ
P「そりゃあ、お互いの興味を満たしやすいだろうからな……手頃なデートスポットにも、なるんだろう」
文香「では、その、私達も、そう……なのでしょうか?」フミフミ
P「……アイドルとプロデューサーってバレたら不味いのは確実だろな。この……姿勢だと」
文香(――郷に入りては郷に従え……デートスポットに入りては)ギュウッ
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