過去ログ - オリジナル百合SSアンソロジー集
1- 20
26: ◆kki2TKFLsM[saga sage]
2015/05/06(水) 19:49:33.78 ID:Pv02Mm7qo
地べたに胡坐をかくことは、気にしなかったのだが

私は、いつもは無いはずの、違和感を覚えていた。


以下略



27: ◆kki2TKFLsM[saga sage]
2015/05/06(水) 20:03:44.95 ID:Pv02Mm7qo
姫路「委員長」

赤穂「ん? どうしたの?」

姫路「今日は、私より早かったよな、屋上に来るの」
以下略



28: ◆kki2TKFLsM[saga sage]
2015/05/06(水) 20:13:13.16 ID:Pv02Mm7qo
姫路「確かに、イメージとは違うかも」

姫路「授業に向けて予習して、ノートばっちりとって」

姫路「質問にも難なく応えられて、クラスメイトに尊敬されるような」
以下略



29: ◆kki2TKFLsM[saga sage]
2015/05/06(水) 22:08:35.79 ID:Pv02Mm7qo
姫路「少なくとも、私はそう思う」

姫路「……私自身、自分のイメージなんて気にしてねーし」

赤穂「白鷺さん……」
以下略



30: ◆kki2TKFLsM[saga sage]
2015/05/06(水) 22:39:07.07 ID:Pv02Mm7qo
赤穂「私ね……昔はそれほど勉強が得意でも、好きでもなかったの」

赤穂「引っ込み思案で、怖がりで……人と接するのだって、それほど上手じゃなかった」

赤穂「でも、あるとき……テストで良い点を取ったの」
以下略



31: ◆kki2TKFLsM[saga sage]
2015/05/06(水) 22:40:29.32 ID:Pv02Mm7qo
姫路「……勉強したり、人のために頑張ったりっていうのが、嫌になった?」

赤穂「そんなこと……無いよ」

赤穂「頼ってもらったり、期待されたりすると……やっぱり嬉しい」
以下略



32: ◆kki2TKFLsM[saga sage]
2015/05/06(水) 22:58:46.59 ID:Pv02Mm7qo
委員長がいつも笑顔だったのは、弱みを見せないためだったのだろうか。

勿論、純粋に笑っているときもあるだろうけど。

……もしかしたら、私が今まで気づかなかっただけで
以下略



33: ◆kki2TKFLsM[saga sage]
2015/05/06(水) 23:10:57.96 ID:Pv02Mm7qo
姫路「まァ……さ」

姫路「逃げたいときは、逃げりゃいい」

姫路「弱音吐きたいときはさ、吐けばいいじゃん」
以下略



34: ◆kki2TKFLsM[saga sage]
2015/05/06(水) 23:22:26.83 ID:Pv02Mm7qo
姫路(あれ……? 私、なんで)


赤穂「……全然、不満なんかないよ」

以下略



35: ◆kki2TKFLsM[saga sage]
2015/05/06(水) 23:38:52.08 ID:Pv02Mm7qo
その20秒間は、それまで私が感じてきた時間の経過の中で

最もゆっくりに感じられた一瞬。


以下略



36: ◆kki2TKFLsM[saga sage]
2015/05/06(水) 23:45:54.57 ID:Pv02Mm7qo

・今後は、この2人が別の話に脇役として出てくることがあると思います。

・この2人が主役の話(デート編とか、そんな感じの)もまた別に考えていきます。

以下略



218Res/153.39 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice