過去ログ - オリジナル百合SSアンソロジー集
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61: ◆kki2TKFLsM[saga]
2015/05/10(日) 16:49:26.89 ID:7JsQy9rlo
カンナ「おっと、姫路か」
姫路「よう」
弥生「姫路、アンタ、午前中見かけなかったけどもしかしてまたサボってたの?」
62: ◆kki2TKFLsM[saga]
2015/05/10(日) 17:08:39.20 ID:7JsQy9rlo
姫路「……ったく、コイツこそ、中学校時代はもっと面倒じゃなかっただろ」
弥生「まぁ、そうかもしれないわ」
カンナ「二人とも厳しいな……」
63: ◆kki2TKFLsM[saga]
2015/05/10(日) 17:24:57.63 ID:7JsQy9rlo
雪「えぇ〜〜〜ッ!? ら、らぶれとぅあぁ〜〜〜っ!?」
カンナ「ゆ、雪、声がおっきいよ……」
雪「そりゃ声もおっきくなるってぇ! ねぇねぇ、ちょっとだけ見せて! どんなの? 何が書かれてあったの!?」
64: ◆kki2TKFLsM[saga]
2015/05/10(日) 17:35:52.73 ID:7JsQy9rlo
……ラブレターの封筒に書かれていた名前には聞き覚えがあった。
確か、私達の1コ下。4月に入学した新入生の中でも、ひときわ目立つかわいらしい容姿の持ち主だった……はずだ。
どうせ、このバカのことだから、名前も何も知らない状態の彼女に、いつものように口説き文句を吹っかけたのだろう。
65: ◆kki2TKFLsM[saga]
2015/05/10(日) 20:10:05.77 ID:7JsQy9rlo
朝のことなど比にもならないくらいに
イライラして、仕方がなかった。
66: ◆kki2TKFLsM[saga]
2015/05/10(日) 22:26:27.56 ID:7JsQy9rlo
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
手紙には
67: ◆kki2TKFLsM[saga]
2015/05/10(日) 22:41:57.86 ID:7JsQy9rlo
早歩きで廊下を進み、昇降口へと向かう。
まだ他のクラスは、ホームルームが終わっていないのか
廊下には誰もいなかった。
68: ◆kki2TKFLsM[saga]
2015/05/10(日) 22:51:03.25 ID:7JsQy9rlo
昇降口にも、生徒の姿はなかった。
私は乱暴に靴を脱ぎ、下駄箱の、自分の場所に手をかける。
69: ◆kki2TKFLsM[saga]
2015/05/10(日) 23:40:38.32 ID:7JsQy9rlo
カンナ「ねぇ、弥生。 今日も一緒に帰ろうよ」
カンナ「傘、持ってきてなかったよね。 私折り畳み傘持ってきてるんだ。 入れてあげる」
弥生「アンタは……これから、行く場所があるでしょ……」
70: ◆kki2TKFLsM[saga]
2015/05/10(日) 23:55:57.24 ID:7JsQy9rlo
弥生「……そんなの……嫌に決まってるじゃない!!」
弥生「私だってっ……私だって!!」
弥生「アンタのことっ……」
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