過去ログ - 緒方智絵里「で、弟子にしてくださいっ」 佐久間まゆ「はい?」
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1: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/05/05(火) 12:57:33.26 ID:4rHqLnSw0
まゆ「ちょっと状況がのみこめないんですけど……いきなりどうしたんですか?」

智絵里「えっと……まゆちゃんを見習いたいと思って。だから」

まゆ「見習うというと、具体的には?」

智絵里「その……真っ直ぐに堂々と気持ちを伝えられるところかな。Pさんにいつも積極的だし」

まゆ「なるほど。そういうことだったんですねぇ。つまり、もっとPさんに自分をアピールしたいと」

智絵里「……うん」コクリ


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2: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/05/05(火) 12:59:39.44 ID:4rHqLnSw0
智絵里「アイドルを始めて、少しは成長できたと思うんだけど。わたしはまだまだ気が弱いから。だめ、かな」

まゆ「……いいえ。本当なら恋のライバルを手助けするようなことはしたくないんですけど……智絵里ちゃんにはいつも助けてもらっていますから、特別ですよぉ」

智絵里「本当? ありがとう」
以下略



3: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/05/05(火) 13:01:01.31 ID:4rHqLnSw0
まゆ「まゆが常々心がけていることは3つあります」

まゆ「まずひとつめは、信じることです」

智絵里「信じる……?」
以下略



4: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/05/05(火) 13:02:08.06 ID:4rHqLnSw0
まゆ「意外そうな顔ですねぇ。まゆだって、Pさんにアプローチをかける時は結構緊張しているんですよ? いつも胸がドキドキしています」

智絵里「緊張してるの? わたしにはいつも自信満々に見えていたんだけど……」

まゆ「当たり前ですよぉ。大好きな人を相手にしているんですから」ニコリ
以下略



5: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/05/05(火) 13:03:13.52 ID:4rHqLnSw0
まゆ「ふたつめは、誠実であることです」

智絵里「誠実……Pさんに対してってこと?」

まゆ「その通りです。恋愛は、まず相手のことを思いやるところから始まるんですよ」
以下略



6: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/05/05(火) 13:04:34.11 ID:4rHqLnSw0
まゆ「私は彼のことを愛している。でも彼は女の子にモテて、行く先々でいろんな子達と仲良くなってしまう」

まゆ「私が彼を一番愛しているのに、彼は私を一番には見てくれない」

まゆ「どうして? どうして他の女のところに行ってしまうの? 私はこんなにもあなたのことを想っているのよ?」
以下略



7: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/05/05(火) 13:05:37.52 ID:4rHqLnSw0
まゆ「……もういい。あなたが私に振り向いてくれないのなら……無理にでもそうさせてあげる」

まゆ「邪魔な女は排除して、あなたの生活すべてを私が管理してあげる」

まゆ「自由に外を出歩けない体になっちゃうけど、何も心配することはないのよ? 私がたくさんたくさんたくさんたくさん愛してあげるからぁ」
以下略



8: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/05/05(火) 13:07:28.53 ID:4rHqLnSw0
まゆ「というような感じの……あら?」

智絵里「ご、ごめんなさいごめんなさいゆるしてゆるして」ブルブル

まゆ「あー……すみません、少しノリノリでやりすぎちゃいました」
以下略



9: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/05/05(火) 13:08:42.76 ID:4rHqLnSw0
まゆ「なるほど。智絵里ちゃんは優しいんですねぇ」

智絵里「え?」

まゆ「まゆならこう思いますけどね」
以下略



10: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/05/05(火) 13:11:50.61 ID:4rHqLnSw0
まゆ「当たり前じゃないですか。多少のわがままを言うのはかまいませんけど、これはただの束縛です」

まゆ「相手の自由を根本から奪う行為に誠実さはありません。外を出歩けないように監禁して何が幸せですか」

まゆ「まゆはよくPさんにヤンデレっぽいと言われますが、このような人と一緒にされるのは心外です」プンプン
以下略



11: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/05/05(火) 13:13:13.61 ID:4rHqLnSw0
智絵里「で、でも。出歩けないかわりに、そのぶん愛してあげるって」

まゆ「そこっ!」

智絵里「ひっ」
以下略



12: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/05/05(火) 13:15:09.85 ID:4rHqLnSw0
まゆ「最後にみっつめ。ためらわないことです」

まゆ「まゆ達はまだ若いんですから、猪突猛進の気持ちでぐいぐい行くべきです」

智絵里「ぐいぐい……」
以下略



13: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/05/05(火) 13:16:18.82 ID:4rHqLnSw0
智絵里「でも、なかなか線引きが難しいよね。どこまで思い切り攻めていいのか、わたしにはよくわからなくて」

まゆ「そこは自分で見極めるしかないですねぇ。まゆも、そのあたりは往生際の悪い真似はしないようにと誓っています」

まゆ「Pさんが他の誰かを選んだその時は、潔く身を引くつもりです」
以下略



14: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/05/05(火) 13:17:59.26 ID:4rHqLnSw0
まゆ「こんな感じですけど、参考になりましたか?」

智絵里「うん。なんとなくだけど、まゆちゃんがどうして堂々としていられるのかがわかった気がする」

智絵里「でも、それをいきなり自分に当てはめるのは……まだ、ちょっと難しいかな」
以下略



15: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/05/05(火) 13:18:50.32 ID:4rHqLnSw0
まゆ「相手に自分を印象づけるための技術です」

まゆ「愛情がほしいとちょっぴりわがままを言う時に使うと効果的ですねぇ。求愛行動みたいなものです」

智絵里「それって」
以下略



16: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/05/05(火) 13:21:10.15 ID:4rHqLnSw0
翌日


智絵里「Pさん。レッスン終わりました」

以下略



17: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/05/05(火) 13:22:13.67 ID:4rHqLnSw0
P「おいなんだあれは。大天使チエリエルが闇に堕ちてるじゃないか」

まゆ「すこーし暗示が強くかかり過ぎましたねぇ。諸刃の剣だから多用は禁物と忠告したんですけど」

P「早く元に戻してくれ。智絵里には澄んだ瞳が似合っている」
以下略



18: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/05/05(火) 13:23:34.75 ID:4rHqLnSw0
??「おはようございます! 智絵里ちゃんをウサミンパワーで浄化してほしいと頼まれたのでやってきました!」

P「チェンジで」

??「ひどい!? まだ名前も出てませんよ!」
以下略



19:名無しNIPPER[sage]
2015/05/05(火) 13:24:35.44 ID:4n7m7r1SO
続かないのか……?




20: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/05/05(火) 13:26:00.61 ID:4rHqLnSw0
時々背筋が寒くなるけどまゆは可愛いと思います
お付き合いいただきありがとうございました


21:名無しNIPPER
2015/05/05(火) 13:26:47.64 ID:riRPha41O
愛ってなんだ ためらわないことさ かw


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