1: ◆Cm9bCkyNo2[saga]
2015/05/06(水) 01:05:03.22 ID:yLJri2Sy0
軍医「ああ…そうだ…改二への改装は確かに強力な力と急激な成長を君に与えただろう…
だが同時にその力が君の命を削っているんだ…このまま戦えば間違いなく三年持つか持たないかだ」
叢雲「この事は提督にはまだ話してないでしょうね…?」
軍医「…ああ…まだだ…」
叢雲「そう…じゃあこの話は他言無用でお願いね…あの子は優しすぎるから…」
軍医「…こちらでもなんとか君の延命方法を探ってみたい、だがあえて言わせてもらおう…後悔しない生き方をしなさい…」
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2: ◆Cm9bCkyNo2[saga]
2015/05/06(水) 01:11:02.39 ID:yLJri2Sy0
叢雲「(オタッシャ重点ね……なんで3年なのかしら…どうせなら10年くらい余命をくれたっていいのに…)」
提督「軍医さんに呼ばれたみたいだけど大丈夫だったのかい叢雲」
叢雲「…ええ、ちょっと改装した後の身体への負担を知りたいから経過報告をしろって言われただけよ」
3: ◆Cm9bCkyNo2[saga]
2015/05/06(水) 01:22:56.91 ID:yLJri2Sy0
叢雲「ふーん…珍しく書類の確認終わってるじゃない」
提督「ああ、今まではお前に頼りっぱなしだったからな…いい加減自分でなんとかできるようにならないといけないかなって」
叢雲「もう…やればできるじゃない…いいわ…ご褒美に今日は私が昼餉を用意してあげるわ」
4: ◆Cm9bCkyNo2[saga]
2015/05/06(水) 01:31:16.33 ID:yLJri2Sy0
提督「ごちそうさま、美味しかったよ」
叢雲「当然よ、なんたってこの私が作ったものだもの」
提督「よし、ならば夜は俺が用意するよ…お前を満足させられるようなものを用意してやる」
5: ◆Cm9bCkyNo2[saga]
2015/05/06(水) 01:40:55.73 ID:yLJri2Sy0
艦隊が帰投しました
提督「叢雲!大丈夫か!?」
叢雲「少し力を過信しすぎたわ…ごめんなさい…これは私のミスよ…」
6: ◆Cm9bCkyNo2[saga]
2015/05/06(水) 01:50:07.49 ID:yLJri2Sy0
叢雲「(まさか言われた側からあんな症状が出るなんて…最悪ね……)」
提督「…叢雲」
叢雲「何かしら?」
7: ◆Cm9bCkyNo2[saga]
2015/05/06(水) 02:03:05.98 ID:yLJri2Sy0
叢雲「私達はただの人間から艦娘になった時点で、いえ…艦娘になる為には人間として死ぬのではなく艦娘として沈む覚悟が必要なの」
提督「…そうだな…俺がすべき事はお前達「艦娘」を運用して深海棲艦から人類を守る事、そしてお前達を沈ませずに必ずここへ帰ってこれるような指揮をとる事だ」
叢雲「わかっているなら、それでいいのよ…」
8: ◆Cm9bCkyNo2[saga]
2015/05/06(水) 02:11:39.96 ID:yLJri2Sy0
提督「わかった…ならお前に任務を与える」
叢雲「何?まさか後方待機とか言うんじゃないでしょうね?」
提督「1日でも長く生きて、後悔のない人生を歩め…その為なら俺は何も惜しまない」
9: ◆Cm9bCkyNo2[saga]
2015/05/06(水) 02:36:53.54 ID:yLJri2Sy0
叢雲「なら…その任務受けてあげるわ…1日でも長く生きて、最後まで笑って生きてやるわ…せいぜいそれまでに戦死したりしない事ね」
提督「望むところだ」
そして、深海棲艦との戦いと並列して…新たな戦いの日々がはじまった…
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