22: ◆Cm9bCkyNo2[saga]
2015/05/06(水) 10:50:25.00 ID:Iwav1xmB0
◆再開な◆
BGMは「果て無きモノローグ」をおすすめします
23: ◆Cm9bCkyNo2[saga]
2015/05/06(水) 11:00:00.09 ID:Iwav1xmB0
提督「なんでもいい!何っか症状を遅らせる手掛かりはないのか!」
軍医「…焦らないでください!あなたが冷静さを欠いてどうするんですか!」
提督「そんなことはわかっている…わかっている!けど!それでも!」
24: ◆Cm9bCkyNo2[saga]
2015/05/06(水) 11:10:53.24 ID:Iwav1xmB0
長門「今日も演習か」
提督「すまない…だが今の俺にはとてもじゃないがまともな指揮を取れる自信がない…すまないが後から続くもの逹への指導と思ってくれ」
長門「何、構わないさ…」
25: ◆Cm9bCkyNo2[saga]
2015/05/06(水) 11:24:07.36 ID:Iwav1xmB0
提督「…叢雲…」
叢雲「…ねえ…もう来ないで欲しいのだけど」
提督「……」
26: ◆Cm9bCkyNo2[saga]
2015/05/06(水) 11:36:14.31 ID:Iwav1xmB0
叢雲が余命宣告を受けてから一年半、折り返し地点にたった頃…もう「後悔しない生き方」「1日でも長く生きろ」という言葉も霞んでしまっていた。
叢雲「作戦失敗って…いい加減にしなさいよ!この無能!」
提督「黙れ!敵の対応が想定以上に早かっただけだ!このまま続けて進撃すれば…」
27: ◆Cm9bCkyNo2[saga]
2015/05/06(水) 11:44:19.06 ID:Iwav1xmB0
そしてこの頃から、日頃の無理が祟ったのか俺もまた病を患う事となった…だが止まっている暇は無かった
…叢雲を治してやる、それだけが俺に残されたただひとつの想いであった…
提督「ごほっ…」
28: ◆Cm9bCkyNo2[saga]
2015/05/06(水) 11:52:31.58 ID:Iwav1xmB0
俺が死ぬだけだったならどんなによかっただろうか…
俺は仲間を犠牲にしてしまった
金剛「なんで進撃許可を出した!いいなさい!なんでです!」
29: ◆Cm9bCkyNo2[saga]
2015/05/06(水) 12:03:37.50 ID:Iwav1xmB0
そして余命宣告から2年目の冬、鎮守府には俺と叢雲、研究員だけが残った。
俺は艦娘達の他鎮守府への転属を申し入れた。
高い練度を持った彼女達は快く受け入れられた、俺はそれを見届けると叢雲の治療の為だけに、私財をも投げ捨て勲章さえも捨てた。
30: ◆Cm9bCkyNo2[saga]
2015/05/06(水) 12:11:12.33 ID:Iwav1xmB0
叢雲「馬鹿じゃないの…」
提督「…そうだな」
叢雲「私なんかの為に何もかも捨てたなんて」
31: ◆Cm9bCkyNo2[saga]
2015/05/06(水) 12:22:48.16 ID:Iwav1xmB0
叢雲「…この味噌汁味が薄いわね…次からは濃くして頂戴」
提督「体に悪いぞ」
叢雲「なにいってんのよ、体に悪くても美味しければそれでいいのよ」
32: ◆Cm9bCkyNo2[saga]
2015/05/06(水) 12:31:37.09 ID:Iwav1xmB0
それと原因は不明だが叢雲の視力が戻った、俺達はそれを手放しでそれ喜んだ。
どんな代償が来ても…もう怖くはなかった…
叢雲「なにこれ美味しいじゃない!?」
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