過去ログ - 扶桑「私たちに、沈めとおっしゃるのですか?」 提督「そうだ」
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59: ◆bBUdJHUgklsz[saga]
2015/05/17(日) 23:47:43.23 ID:VhdPGuZA0
その言葉が、山城の身体を突き刺した。
 自分の姉が、その胸に秘めた覚悟の告白。
 逃げたい一心だった自分とは違い、皆のためなら死をも厭わない強い意思。
 自分の運命を、静かに受け入れることのできる、穏やかな心。
 それを見せつけられ、山城は言葉が継げない。
 言葉が見つからない。

「それと、山城」

 何も言えず、ただ立って扶桑を眺めることしかできない山城に投げかける。
 
「あなたは残りなさい。今のあなたじゃ、居ても居なくても同じだから」

 冷や水のように冷たく、身を斬られるように鋭利な言葉が山城を襲った。




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