過去ログ - 【Fate】凛「知られざる英雄たちの戦い」【スマブラ】
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308:名無しNIPPER[saga]
2015/09/09(水) 21:44:43.38 ID:XC8WoZCo0


 視界に映る銀色の光。月光を反射し煌めくその正体は、セイバーの手にしていた銀の剣。

 高速で回転する刃が、無防備だったランサーの身体を刻んでゆく。そして、回転する剣へと、吸い寄せられるようにセイバーが宙を舞い、剣を掴んだ。

ルキナ「天、空ッ!!」

 セイバーが叫び、両手で握った剣を、滝が流れ落ちるかの如く、ランサーへと叩き付けた。

ブラピ「ぐううッ!」

 魔力と重力を纏うその一撃は、ランサーの身体を自身ごと大地へと叩き付ける。粉塵が舞い、地響きが鳴る。

士郎「ぐ……セイ……バー……?」

凛「衛宮くん!」

 衝撃で目を覚ましたのか、虚ろな瞳で衛宮くんが顔を挙げる。それをグッドタイミングと言っていいのか、それとも最悪だと叫ぶべきなのか。

 ここで衛宮くんが目を覚ました以上、葛木は間違い無く、再び彼を行動不能にするべく動く筈だ。しかしその際に、私をそのまま放り出すような真似は間違ってもしないだろう。最悪、ここで首を折られ――、

 自分の死の予感に震えが走る。しかし葛木が行動を起こすよりも早く、土煙が晴れない内に、その中から黒紫の矢が飛び散った。




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