1: ◆bU0CD2Homw[saga]
2015/05/06(水) 20:33:16.76 ID:HBcJNhdG0
魔法使いの夜のSSです
時系列は金鹿と有珠が一応の面識があるくらいの時期です
エログロシリアス一切なしのコメディです
次レスから投下始めます
SSWiki : ss.vip2ch.com
2: ◆bU0CD2Homw[saga]
2015/05/06(水) 20:34:10.63 ID:HBcJNhdG0
教室
草十郎「…………」ｼｹﾞｼｹﾞ
3: ◆bU0CD2Homw[saga]
2015/05/06(水) 20:35:52.02 ID:HBcJNhdG0
木乃美「お。Ｄ組の三好ちゃんか。ちょっとぽっちゃり気味だけど、優しいいい子だぞ」
草十郎「そうなのか」
木乃美「そうそう……って何ィ――！？ 静希にラブレターだと―――！！」
4: ◆bU0CD2Homw[saga]
2015/05/06(水) 20:36:52.63 ID:HBcJNhdG0
木乃美「いやっ……おまっ……普通大騒ぎするだろ！？ 何でそんなに泰然としてんだよ！」
木乃美「はっ！？ もしかしてお前、山で夜這いみてーなことしてたんじゃないだろうな！」
草十郎「するわけないだろ。木乃美、俺のことを何だと思ってるんだ」
5: ◆bU0CD2Homw[saga]
2015/05/06(水) 20:37:28.54 ID:HBcJNhdG0
草十郎「俺はまだ十七なんだ。そんなことしたら、仕置き程度じゃ済まない」
木乃美「年齢の問題だったのかよ……そんで？ 何て返事するんだよ」
草十郎「そりゃ断るに決まってる。第一、よく知らない相手と適当に一緒になるなんて不誠実だ」
6: ◆bU0CD2Homw[saga]
2015/05/06(水) 20:38:26.90 ID:HBcJNhdG0
木乃美「そうだよなー。一生の問題だもんなー……ああ！？ ちょっと待て静希！ 何だ今の問題発言はお前この野郎！」
草十郎「？」
木乃美「子って！ 高校生にして相手孕ますこと考えてんのか！ 進んでんなコラ！」
7: ◆bU0CD2Homw[saga]
2015/05/06(水) 20:39:38.23 ID:HBcJNhdG0
草十郎「そんな大げさにしなくてもいいぞ。価値観の相違を乗り越えて、人は分かり合っていくものなんだ」
木乃美「……つか、ここは山じゃないだろ？ なら、適当に付き合っちまってもいいんじゃねえか？ 付き合って初めて分かることってのもあるだろ」
草十郎「……そういうものなのか？」
8: ◆bU0CD2Homw[saga sage]
2015/05/06(水) 20:41:05.69 ID:HBcJNhdG0
すいません書き溜めが切れました
ある程度溜まったらまたすぐ投下します
9:名無しNIPPER[sage]
2015/05/06(水) 21:11:45.74 ID:nS/+aBLuo
期待
10: ◆bU0CD2Homw[saga ]
2015/05/06(水) 21:19:47.83 ID:HBcJNhdG0
お待たせしました
完結したので投下再開します
11: ◆bU0CD2Homw[saga ]
2015/05/06(水) 21:20:35.14 ID:HBcJNhdG0
――――――――
久遠寺邸
12: ◆bU0CD2Homw[saga ]
2015/05/06(水) 21:21:14.30 ID:HBcJNhdG0
青子「何でやめるの？ いいじゃない、ちょっと試しに付き合って、つまみ食いしてサヨナラなんて、別に珍しいことでも何でもないのに、ねえ有珠？」
有珠「……そうね。静希くんがそういう風に振る舞ってみたいと思うのなら、私は止めるつもりはないけど」
13: ◆bU0CD2Homw[saga ]
2015/05/06(水) 21:21:58.74 ID:HBcJNhdG0
草十郎「それで、どうやって断ればいいと思う？ 手紙で告白されたんだから、やっぱりこっちも手紙で返すべきだろうか？」
青子「そんなまどろっこしいことしなくていいでしょ。バシッと口で言って来なさいよ」
草十郎「なるほど。具体的には？」
14: ◆bU0CD2Homw[saga ]
2015/05/06(水) 21:22:25.92 ID:HBcJNhdG0
青子「あーまあいいんじゃない……って良くない！ 子供を作る気がない？ 安産型で魅力的？ 何考えてんのよアンタは！」
草十郎「いや、相手の体格を気にするのは当然だろう。子供だけじゃなく、下手をすれば母体にだって影響が出るかもしれないんだぞ」
青子「そういうことじゃなく！ もっとオブラートに包めって言ってるのよ！」
15: ◆bU0CD2Homw[saga ]
2015/05/06(水) 21:23:00.50 ID:HBcJNhdG0
草十郎「興味ならあるぞ。それに、勉強なら蒼崎が見てくれるから心配ない」
青子「だーかーら！ 当たり障りなく断る理由を見繕えって言ってるの！」
草十郎「当たり障りなく……他に好きな人がいるとか？」
16: ◆bU0CD2Homw[saga ]
2015/05/06(水) 21:23:45.22 ID:HBcJNhdG0
青子「全く、あんまりおかしなこと言わないでよね」
草十郎「大丈夫だ。心にもないことを言おうとするから、話がこじれるんだ。俺の本音をぶつけてくればいいんだろう」
青子「まあ、そういうことだけど……」
17: ◆bU0CD2Homw[saga ]
2015/05/06(水) 21:24:24.69 ID:HBcJNhdG0
――――――――
生徒会室
18: ◆bU0CD2Homw[saga ]
2015/05/06(水) 21:24:59.02 ID:HBcJNhdG0
金鹿「ふーん」
青子「断るって言うから、台詞を考えてあげたの」
金鹿「なるほど」
19: ◆bU0CD2Homw[saga]
2015/05/06(水) 21:26:03.62 ID:HBcJNhdG0
青子「だから……」
金鹿「だから？」
青子「……いえ、それだけよ。なんでもない」
20: ◆bU0CD2Homw[saga]
2015/05/06(水) 21:26:34.78 ID:HBcJNhdG0
鳶丸「……噂話がソースで恐縮なんだが、面白い話を一つ聞いたなぞ、蒼崎」
青子「何！？」
鳶丸「曰く、静希草十郎は蒼崎青子に飼われている」
21: ◆bU0CD2Homw[saga]
2015/05/06(水) 21:27:18.60 ID:HBcJNhdG0
青子「な……な……」
鳶丸「曰く、屋敷にいる間はずっと犬扱いで、気の向くままに好き放題されている、と」
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